
7月13日、参議院選挙の比例区に立候補している平木だいさく候補は、日立駅頭で街頭演説を行いました。
平木候補が力強く語ったのは、「物価高を乗り越える経済」をどう実現していくかという具体的なビジョンです。
急激な物価上昇が生活を圧迫する中、それを克服するためには何よりも「賃上げの実現」が不可欠だと強調。そのうえで、賃上げが進めば、連動して年金の手取りも増えていくことに言及し、高齢者にとっても大きな意味を持つ政策であると説明しました。
中小企業の果たす役割が中心的テーマとなりました。日本の雇用の約7割を担う中小企業が、物価上昇を上回る賃上げを実現できるよう、「価格転嫁を進めるための取引適正化」や、「介護・保育などの公定価格の引き上げ」、「官公庁の調達見直し」、「生産性向上のための設備投資」など、多角的な政策を総動員することが語られました。
さらに平木候補は、「新しい資本主義」の実現に向けて、企業内部の分配のあり方自体を問い直す必要性を提起しました。「日本企業の経常利益は過去25年で5倍に伸び、株主への配当は8倍に増えている一方で、従業員給与の総額はわずか8%しか増えていません。この不均衡を是正するため、コーポレートガバナンス・コードの見直しなどを通じて、企業利益が従業員にもきちんと還元されるルールづくりを進めたい」と訴えました。
「賃上げは成長戦略である」。平木候補のこの言葉には、持続可能な経済成長と誰ひとり取り残さない社会を目指す強い決意が込められていました。日立の空の下で語られたこのメッセージは、多くの市民にとって、これからの政治が目指すべき方向を示す灯となったに違いありません。