解散求め署名7012人、住民投票実施へ
今年2月1日、常北町と桂村、七会村が合併して誕生した「城里町」で、議会の解散を求める署名が法定数に達し、来春2月にも住民投票が行われることになりました。
合併後の在任特例で議会定数が42人となり、財政に大きな負担となっているとして、議会解散を求めている城里町の住民団体「城里町を良くする会」は12月21日、町選挙管理委員会に対し、議会解散の本請求を行いました。良くする会が解散の直接請求に向けて集めた有権者の署名数は、法定必要数である全有権者数の3分の1(約6300人)を大きく超え、7012人で確定しました。60日以内(2006年2月中旬から下旬)に解散の是非を問う住民投票が行われることになりました。
良くする会の幹部は、「城里町は経費削減しないと生きていけず、議会の動きに住民は不信感をもった。あとは住民の審判を真摯に待ちたい。ただ多くの住民は議会の自主解散を望んでいる」と語っています。(2005/12/22付け地元茨城新聞の記事より引用)
良くする会は、9月議会に「二年間の在任特例を一年に短縮を」と請願を提出しましたが、町議会は特別委員会を設置して継続審査としていました。議会の一部には、議員33人で構成する「城里町議員有志の会」を設立して、解散による住民の不安や選挙費用がかかるなど、早期解散へ消極的な態度をしめる動きもありました。
7000人以上の署名が集まり、議会早期解散の町民の意志が明確になりました。公明党の二人の議員も自主解散、早期出直し選挙実施を積極的に呼びかけていく方針をすでに確認しています。
参考:城里町のホームページ