9月26日、公明党代表選挙管理委員会は、30日の第6回党全国大会で行う代表選挙の立候補者受け付けを行いました。立候補の届け出があったのは太田昭宏幹事長代行1人で、出席代議員の過半数の承認を得られれば、新たな党代表として選出されことになりました。
太田幹事長代行は党代表選挙への立候補届け出を終え、国会内で記者会見し、「新しい党の舵取り役として重責を果たしていきたい」と決意を表明。「立党精神を貫き、日本の抱える課題に真正面から取り組み、公明党らしい『闘う人間主義』『生活現場主義』の政治をめざす」と述べました。(コメントは公明新聞の記事より引用、写真は今年4月2日土浦市内で開かれた公明新聞愛読者大会で講演する大田幹事長代行)
太田昭宏幹事長代行の立候補の抱負
私は、国会議員有志のご推薦を受け、公明党代表選挙への立候補を決意致しました。
激動する現今の内外情勢の中で、日本政治に責任を担う平和と福祉の党・公明党の使命と役割は一段と重みを増しております。今般の第6回全国大会は、公明党が国政進出50年の節を刻み「次の50年」に向けて新出発する意義深い大会であり、私は、新しい党のスタートにあたって、党の舵取り役として重責に一端を担わせていただきたいと願うものであります。
私の決意
立候補にあたり私は、次の決意をもって党の先頭に立ち、党員・支持者の皆様のご負託とご期待にお応えしたいと決意しております。
1.「大衆とともに」の立党精神を不変の原点としてどこまでも貫く
2.日本の抱える課題に真正面から取り組み、公明党らしい「闘う人間主義」の政治、「生活現場主義」の政治を目指す
3.来年(2007年)の統一地方選挙・参院選挙をはじめめ全ての選挙戦の勝利を期す
中国の古典に「民の憂い募りて国滅ぶ」とあるごとく、国の根本は民衆であります。私利私欲を捨て民衆の幸福実現のため闘う政治家が、今ほど渇望されている時はありません。私は、国民に皆様に心から信頼していただける「新しい公明党」の構築に全力を尽くすことをお誓い致します。
私の主な政策
私は、人と地域が輝く社会を目指し、次の政策の実現に取り組んでまいります。
1.「人間のための教育」をめざし教育改革に取り組む
2.人口減少下でも活力を維持する「新しい経済成長」を実現する
3.「地域再生」を推進し、地方自立の時代を作る
4.格差の拡大を抑制し、再挑戦を可能にする社会を目指す
5.少子高齢化対策に取り組み、子どもとお年寄りが元気な社会を築く
6.アジアに平和と反映の枠組みを構築する
構造改革によって日本経済は再生の軌道に乗り始めました。しかし、世界の先進諸国にも例を見ない急速な少子高齢化と人口減少に加え、経済的格差の拡大、国・地方の財政赤字の累積など、深刻な課題が横たわっています。
国民の不安を取り除き安心と希望の未来図を示すことこそ政治に課せられた最大の責務であり、私は、庶民の目線に立った「国民のための改革」に全身全霊で取り組んでまいります。党員・支持者の皆様のご理解とご支援を心からお願い申し上げます。
パーソナルデータ
太田 昭宏(おおた・あきひろ)
●昭和20年10月 7人兄弟の3男として疎開先の愛知県新城市で生まれる。幼い頃に兄と姉を亡くし、実質長男として育つ。
●メリヤス業や下駄屋などの仕事をする両親の労苦を見て育つ。
●昭和39年4月 京都大学に進学、土木工学科で耐震工学を専攻。相撲部主将としても活躍。得意技は「ぶちかまし」からの一気の「寄り」だった。
●昭和46年 京都大学工学部大学院修士課程卒業後、社会改革に目を向けて公明新聞記者に。国会担当記者、論説記者として、福祉、平和問題等で健筆を振るう。
●平成5年7月 衆議院議員総選挙初当選
●平成10年11月 公明党結成に伴い幹事長代行に就任