10月11日、笠間市議会の早期解散を求める住民団体は、市選挙管理委員会に市議会解散の本請求を行い、その場で受理されました。市民団体は、財政効率化などを理由に市議会の早期解散を求めて署名を募り、9月5日、議会解散の本請求に必要な署名数(2万2062人:有権者の3分の2)を大きく上回る2万9454人分の署名簿を市選管に提出しました。審査や縦覧などを経て、最終的に2万6604人分が有効署名と確定されました。
住民投票は本請求から60日以内に実施されるため、12月10日の県議選と同時に投票される公算が強くなりました。
住民投票で過半数が議会解散に賛成すると、即日市議会は解散され、40日以内に出直し市議選が行われます。年明け早々の選挙戦になる見込みです。
笠間市は今年3月、旧笠間市、旧友部町、旧岩間町の3市町が新設合併して誕生しました。旧3市町の議員に在任特例制度を適用、市議53人の任期は2008年3月まで。その後の定数は30と法定合併協議会で決定されました。
これまでに、市民団体は議員定数を30から25に減らす条例の制定を求め直接請求を行い、市議会9月定例会で条例案が提出されています。市議会は、この条例案を「議員定数等調査特別委員会」に付託し、現在、審議を継続しています。
今日、本請求が出された以上、笠間市議会は速やかに臨時会を招集し、定数条例の審議を円滑に行うと共に、自主解散を検討すべきです。
参考:笠間市の議会解散を求める本請求を受けての「公表」
10月16日、笠間市選挙管理委員会が開かれ、議会の解散の是非を問う住民投票の日程が、11月6日告示、26日投票と決まりました。(2006/10/16更新)