3月10日深夜、日立市議の舘野清道(日立市議会土木委員長:公明党)さんより電話をいただきました。内容は、29日に開通する『国道6号バイパス』の南側の起点となる旭町交差点の横断歩道が1箇所計画から削除された。住民には今まで具体的な歩道撤去の説明がなく、なぜ今ままで使えた歩道がなくなってしまうのか不信感が広まっている」というものでした。
11日、井手よしひろ県議は県土木部道路建設課、日立市役所、県警本部交通規制課などから状況説明を聴取しました。
計画では、日立バイパスを南下し、旭町交差点で左折し、国道245号に入る車両が多数を占めると見込まれます。(反対に国道245号を北上し、旭町交差点を右折して日立バイパスに入る車両が多数を占める)
そこで、時間差の信号制御を行い、日立バイパスを左折する車両(南行)と245号を右折する車両(北行)を同時に交差点を通過させる計画です。そのために、国道245号側に右折レーンを設けました。しかし、245号の幅員が狭いため、右折レーンに充分な距離が取れず、結果的に横断歩道を設置することが出来なくなったと説明を受けました。また、撤去される横断歩道では、右折、左折する車と歩行者が重なるために、安全が保たれないという判断もありました。
当初計画では、当然4面の歩道が計画されていましたが、平成18年5月には、国と県警本部との協議で、この設計変更が行われましたが、地域住民はもとより、市当局や県の道路建設課にも設計変更が充分に伝わっていませんでした。
地域住民にとって、この歩道撤去は単純には容認できることではありません。この歩道を使って通学している助川中の生徒は、この歩道が使えなくなると、三回も他の横断歩道を使って通学しなくてはならなくなります。
井手県議は、石井啓一衆議院議員(公明党茨城県本部代表)と連係を取りながら、歩道設置の取り組みを具体化させることになりました。