3月29日(日)の午後3時、常磐自動車道・東海PA(パーキングエリア)を通って、一般道路から高速道路に出入りできる「東海スマートIC」が開通しました。
この「東海スマートIC」は、ETCシステムを利用する自動車専用のIC(インターチェンジ)で、常磐自動車道とのアクセス性向上による経済活動の活性化と、「大強度陽子加速器施設」(J-PARC)等を通した広域的な人的交流促進、災害時の避難路の確保などを図ろうと、東海村が建設主体となり、昨年(2008年)4月から工事を始めていたものです。県内では「友部SA(サービスエリア)」と「水戸北」に続く3か所目のスマートIC整備となりました。
井手県議現場実地調査、下り線入り口がわかりにくく、上り線への誤入相次ぐ
井手よしひろ県議は、午後5時頃現地を調査。予想していた以上の利用者があることを確認しました。
その反面、東海スマートICへの進入路が上下線とも一箇所であるため、下り線に乗ろうとする車両が誤って、上り線のPAに流入する事例が多発していることが判明しました。上り線進入路と下り線進入路の分岐箇所には、大きな掲示板が設置されているのですが、大きすぎてそれを過ぎると真っ正面にある上り線入り口に進入してしまうようです。早急な対応が求められます。
東海PA スマートIC供用開始
茨城新聞(2009/03/30)
東京方面アクセスに期待
常磐自動車道に東海パーキングエリア(PA)から直接乗り降り可能となる自動料金収受システム(ETC)専用の東海スマートインターチェンジ(IC)が29日、供用を始めた。1月の制度改正によって社会実験は廃止されたため、本格導入となる。県内でスマートICが設置されたのは三カ所目。
同村は原子力施設が集中立地しており、常磐道と直接連結されたことで、原子力災害発生時の住民避難に活用できるとともに、大強度陽子加速器施設(J-PARC)が昨年末に稼働し、東京・つくば方面とのスムーズなアクセスに効果が期待される。
この日は上り線のETCゲート前で開始式典が開かれ、同村の村上達也村長は「村の新しい交通の出入り口として多くの人に利用してほしい」とあいさつ。橋本昌知事らとともにテープカットとくす玉割りを行い、近くの小学校児童が風船を大空に放って祝った。
スマートICは村が設置を目指し、東海スマートIC地区協議会(会長・山田稔茨城大准教授)での設置効果や利用促進策などに関する議論を経て準備が進められきた。上下線ともに乗降できるが、進入道路が狭いため当面は普通乗用車と軽自動車、二輪車限定になる。