県立病院改革の目玉施策として県が進めている県立中央病院の救急センター整備に関して、ドクターへリポートの建設が具体化しました。
県病院局は、県立中央病院救急センターの建設と一体的に、ヘリポートを整備する計画で、今議会の10月補正予算に1億1014万6000円を計上しました。
この計画は、県立中央病院の救急センター建設とともに、ドクターヘリの搬送患者を受け入れるヘリポートを整備することで、医療体制の向上を図るものです。県立中央病院の人的準備が出来た暁には、ドクターヘリの基地病院を水戸医療センターと済生会水戸総合病院、県立中央病院の3病院体制に拡充する方針です。
ヘリポートは、救急センター予定地の東側、現在、職員用駐車場として使われている場所に建設されます。地上嵩上式で、着陸帯は20メートル四方。高さが10メートルとなります。救急センターの屋上とブリッジで接続され、ストレッチャーで直接患者の受け入れが可能です。
来春が建設が始まる救急センターは、2階一部3階建て延床面積2400平方メートル。救急専用病床が13床(うちICUが6床)。平成22年度内の供用を目指します。総事業費約17億8000万円で、この内、4億6185万8000円が今年度予算に計上されています。財源は、JCO臨界事故を契機に国から交付された「原子力安全等推進基金」を活用し捻出しました。