昨年4月から産科が休止されていた日製日立総合病院が、東京医科大学から3名の医師を迎えて、5日に再開されることになりました。4月3日、地元樫村千秋日立市長の主催で「日立総合病院の産科再開を祝う会」が、橋本昌県知事、齋藤義雄日立市会会長、岡祐爾日立製作所茨城病院センタ長などを来賓と迎え、盛大に開催されました。
今回、第一陣として東京医科大学から派遣される医師は、伊東宏絵医師(産科医歴17年)をリーダーとして、長谷川瑛医師(5年)、石川貴久医師(4年)の3名。伊東医師は、生殖医療や腫瘍の腹腔鏡手術に取り組む「伊東班」の責任者で、高度医療で培ったキャリアが、地域医療の現場で大いに発揮されることが期待されています。伊東医師の日立での勤務予定は1ヶ月と短期ですが、又ほかのベテランの医師が日立に来ていただけることになります。こうしたローテーションを組んで、日立の産科医療を守ることに今回の寄附口座の特徴があります。
来賓挨拶に立った橋本県知事は「東京医科大学は、阿見町の茨城医療センターをはじめとして、茨城と非常になじみが深い大学。今までも地域医療のために、大変ご尽力をいただきましたが、今後は、本部こそ茨城にはありませんが、地元の大学、地元の病院として、連携を深めてまいりたい」と、語りました。
地元医師会を代表して登壇した齋藤日立医師会長は、「休止以来わずか1年で産科を再開できたことは、まさに“奇跡”といっても過言ではありません。日立市、茨城県の関係者に敬意を表するとともに、東京医科大学の産科学教室の井坂恵一主任教授のご尽力のたまものと深く感謝いたします。日製病院においては、産科問題が一応決着を見たわけですから、今度は、救急救命センターの開設に向けて、ご努力をお願いしたい。医師会としても病診連携など、全面的に協力をしていきたい」と語りました。
祝辞の後、井坂主任教授が「安心なお産への思い」と題して、記念の講演を行いました。井坂主任教授は、「昨年秋に東京医科大学の学長より、後期研修医1名を日製病院に派遣できないかとの打診を受けた。産科学教室もここ数年充実してきており、1名程度の派遣であれば十分可能であると判断していました。しかし、日製病院に在籍していた医師が退職するということを伺い、後期研修医だけでは派遣する意味がないと結論づけました」「勤務医は1人1年間で150件の分娩を取り扱うのが適正な数と言われています。一方、開業医は1人で360件程度の分娩を取り扱います。すなわち、今まで日製病院が扱っていた1200件の分娩のうち、1000件程度を扱おうとすると最低でも3人の医師が必要となります。しかし、一人の医師にずっと勤務させれば、1年間も持たないで酷使されてしまいます。そこで、3名の医師をローテーションを組んで派遣する方式を採用しました。また、ハイリスクの分娩を取り扱わない、日製病院の助産師による院内助産所を開設する、茨城医療センターから医師の派遣を受けなどの一定の条件の下、派遣を行うことにしました」と、今回の経緯を説明しました。さらに「東京医科大学の産科学教室は、腹腔鏡手術など最先端の産科医療を提供していますが、地域医療に貢献することで新たな可能性を求めていきたい」と、決意を語りました。
日立製作所日立病院の記事を捜してこちらにたどりつきました。
かかりつけ医から入院施設のある耳鼻科受診をすすめられ、日立病院の耳鼻科に先日かかろうとしたところ、再診のみとのこと。
国道6号沿いで耳鼻科の常勤の先生が居る病院を検索したら、
北は他府県のいわき市のいわき共立病院までなく、
南も、ひたちなか市や水戸市までありませんでした。
産婦人科も大切だとは承知していますが、県北部でひどい鼻血を起こした際などは、遠くまで行かねばならないかと思うとびっくりしました。
茨城県としては対策を立てるのでしょうか?
県議の 井出先生に現状を知ってもらいたく、思わず筆をとりました。
雑文申し訳ありませんでした。