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ひたみち日記

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山川敏夫氏の講演から「日立のさくら100年に寄せて」

管理者 2016年12月19日


 来年(2017年)、日立市にソメイヨシノが植えられて100年になります。
 日立のソメイヨシノには、地域の煙害克服の歴史と、環境回復の悲願のもとに懸命の努力を重ねた人々の歴史が秘められています。煙害克服の歴史は新田次郎の小説『ある町の高い煙突』の中心テーマとして取り上げられ、その存在が広く知られるようになりました。
 12月19日、日立女性フォーラムの講演会で行われた、日立のさくらの保存とさくらを活用したまちおこしを進めているボランティアグループ“花樹の会”の副会長・山川敏夫さんの講演です。
 日立の桜の歴史をたどるとき、日立鉱山の創業・煙害の発生、そして会社の対策との関わりを抜きにしては語れません。山川氏の動画を公開するとともに、日立のさくらネットワークのホームページをもとに、さくら100年の歴史を再確認してみたいと思います。(日立のさくらの歴史http://h-sakura.serio.jp/rekisi/rekishi21.html)


煙害の発生とその対策(明治期)
 明治38年、当時の赤沢鉱山が、日本興業の創業者・久原房之助によって買収され、日立鉱山として近代化が図られていく過程で、深刻な公害問題が発生しました。銅の精錬の際に排出される煙の中に含まれる「亜硫酸ガス」によって、近隣の農作物や山々の木々が枯れるという煙害が発生し、地域住人や日立鉱山にとって大変な試練の時期を迎えました。荒廃した環境を何とか回復させようと、当時の煙害対策の中心となった日立鉱山庶務課長の角弥太郎は、伊豆大島の噴煙地帯に「大島桜」が自生することに着目して苗木を調達し、明治41年に試験的な意味も込めて社宅周辺に大島桜を植栽しました。また、明治42年には煙に強い植物の開発や耐煙性樹種の苗木を育成するため農事試験場が設置されました。(写真は明治39年の本山製錬所)

大煙突の建設と植林(大正期)
在りし日の日立の大煙突 当時は煙はできるだけ薄くし、低い煙突から排出して、煙を狭い範囲にとどめることが、煙害を軽減する最良の方策であると信じられていました。しかし、久原房之助は「煙を高煙突方式により高空に拡散し煙害を軽減する」という方策を考案し、大正3年12月に高さ155.7m当時世界一の大煙突を完成させました。その後、煙害は激減し、問題の解決をみることになります。
 又農事試験場では、苦心の末、山林の植林に必要な大島桜の発芽・苗木の育成に成功し、大正4年から昭和7年までの18年間にわたり推定260万本の大島桜を中心とする約500万本もの植林が行われました。

大島桜から染井吉野へ
 大島桜がうまく育つようになると、この苗木に染井吉野を接ぎ木して、桜の苗木を多量に作りだしました。角はこの桜の美しさに着目して、大正6年の頃社宅、学校、鉱山電車線路沿いなどに約2000本を植えさせました。これが日立市の春を彩る染井吉野の群落のルーツです。平成29年にその時から100年の節目を迎えます。
 その後も農場では、大島桜をはじめとする耐煙樹種の苗木と、この染井吉野の苗木が生産され、市内各所に植えられるようになりました。

かみね公園と平和通り
 平和通りは、戦後の戦災都市復興計画により昭和26年に全線開通し、「国土緑化運動」の一環として植えられた桜が契機となり、地元の人たちの協力によって75本の染井吉野が植栽されました。その後も植栽され、現在は123本の桜並木になって、毎年4月の開花時期には「日立さくらまつり」が開催されるなど多くの人たちで賑わっています。また、さくらのもう一つの名所であるかみね公園は、昭和28年に「神峰公園整備促進会」が結成され、市民の献木運動と奉仕作業により108本の桜が植栽されました。その後も市民記念植樹運動(誕生記念、入学記念、結婚記念等)により植栽が進められました。

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井手よしひろです。 茨城県の県政情報、 地元のローカルな話題を 発信しています。 6期24年にわたり 茨城県議会議員を務めました。
一般社団法人地方創生戦略研究所
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