2月4日、公明党茨城県本部(代表:井手よしひろ県議)の新春の集いを、つくば市内のホテルグランド東雲で開催しました。県南・県政地域の皆様を中心に、650人のご来賓にお集まりをいただき、盛大に開催することができました。
この新春の集いには、党本部から山口那津男代表、石井啓一国土交通大臣(茨城県本部顧問)が出席し、親しく参加した皆様と交流を深めました。また、来賓を代表して橋本昌県知事、丹羽雄哉衆議院議員、森田悦夫県議会副議長からご挨拶をいただきました。市町村長を代表して中川清土浦市長(県市長会副会長)の発声で乾杯を行いました。
山口代表は、茨城県の発展に期待を寄せ、「茨城県は“のびしろ日本一”。その伸びしろが本領発揮になってきています」などと挨拶しました。
その上で、小説家・新田次郎の「ある町の高い煙突」という小説の映画化について言及。「『ある町の高い煙突』は、日立の大煙突をモデルにした小説でありまして、日立鉱山の鉱害に対して、地元の住民と鉱山のリーダーが、争いによらず、徳をもって鉱害の問題を解決しようと共に力を合わせて解決を目指しました。補償をしっかり行うこと、その当時の先端の技術で鉱害が生じないような仕組みを施すなどの取組を行いました。そして、その気象データを活かして、被害が地域に及ばないように、ローカルな気象サービスを初めるなど、様々な障害を克服していった歴史がありました。その頃、その新田次郎さんにこうした歴史を紹介したのが、実は私の父親でした。父親は日立市で天気相談所、環境保全の仕事をしていました。新田次郎さんは、同じように気象台で働いた経験があります。そのご縁で、取材に協力したり、小説を書くお手伝いをしました。こうして生まれたのが、昭和44年の高校生の読書感想文コンクールの課題図書に選ばれ、ベストセラーになった『ある町の高い煙突』です」「この小説を、今年映画化しようという取組があります。今日は、松村克弥監督もおいでいただいています。是非とも。こうした誇るべき歴史を、世界にも教訓として伝えていただきたいと思います。中国の方とお会いした時も、こうした映画が出来たら是非見たいと、高い関心を示していました。大いに誇るべき資産、誇るべきもの、これを大切にして、これから堂々と日本中、世界中の皆様に伝えていっていただきたいと思います」などと、語りました。
石井国交大臣は、第3次補正予算が成立したことを受けて、「この予算には、様々な災害復旧予算が盛り込まれていますが、その工事は3月1日から新しい工事単価が採用できるよう2月半ばに発表したい」と語りました。2月26日に開通する圏央道は、茨城県に大きなインパクトを与えるとし、「地元の皆さんからは、一刻も早く暫定2車線を4車化して欲しいとの要望をいただいています。開通後の状況を見て、速やかに早く対応したい」と報告しました。会場からは、「頼むぞ!」とのかけ声が掛かるなど、希望と熱気あふれる雰囲気での挨拶となりました。