6月16日、日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長が県庁を訪れ、「5月18日に日本サッカー協会理事会において、2020年東京オリンピックのサッカー競技会場に、茨城県立カシマサッカースタジアムを第一に追加する旨決定した」ことが、橋本昌知事に正式に報告されました。
田嶋会長は、知事との会談の中で「カシマサッカースタジアムは十分な施設であり、また、復興五輪ということを考えると、優先されるべき」と、日本サッカー協会が追加会場として選んだ理由を説明しました。
橋本知事は、日本サッカー協会の決定に関し、感謝を述べるとともに、「東日本大震災の時は、サッカー界を挙げて支援していただき、復旧することが出来た。復興五輪として選ばれたため、成功したと言われるようにやりたい」と、大会成功へ向けての意気込みを語りました。
カシマスタジアムの追加は、7月スイスで開かれる国際オリンピック委員会の理事会で正式に決まる見込みで、サッカー協会によると、男女合わせて8試合から10試合が、カシマで開催される可能性があるということです。
訪問のあと、田嶋会長は「前回のクラブワールドカップで鹿島アントラーズは世界中に知られたこともあり、震災の支援へのお礼としてオリンピックを行うのに茨城は最適だと思う。県民のみなさんもぜひ期待してほしい」と、マスコミのインタビューに答えました。