第8回東京国際さい帯血移植シンポジウムを開催
さい帯血移植の技術向上と普及をめざして、世界各国の研究者が集う第8回東京国際さい帯血移植シンポジウムが7月31日、東京・港区の東京大学医科学研究所で開催されました。これには、歴代の厚生労働大臣で初めて、坂口力厚労相(公明党)が出席し、あいさつしました。
坂口厚労相は、毎年開かれているこのシンポジウムによって、さい帯血移植の技術や運動が広がっていることを評価するとともに、「国としても、さい帯血移植の普及を軌道に乗せたい」と強調しました。
その上で、「さい帯血移植の普及に向けた環境整備が国の責任である」として、赤血球や白血球などの血液を造る造血幹細胞の研究に対する国の支援や、国民が利用しやすい、さい帯血移植制度の構築を中心に全力で取り組む意向を示しました。
また来賓として出席した浜四津敏子公明党代表代行は、1997年に初めて行われた、日本のさい帯血移植が現在、1769例にも及んでいる現状を指摘。さい帯血移植の保険適用や公的バンクの設立を求める署名運動を全国的に展開し、実現させた公明党の具体的な取り組みを紹介し、「一人でも多くの大切な命を救うため、今後もスムーズなさい帯血移植ができる環境整備に全力を挙げる」と述べました。
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