茨城県内の「平成の大合併」の第1弾として、10月16日、「常陸大宮市」が誕生します。大宮町に山方町、美和村、緒川村、御前山村が編入される形の合併となります。
人口は約48000人、面積は約350km2。大子町やつくば市を抜いて、県内で最も広い市になります。これによって、県内の市の数は23、市町村の総数は79となります。
今回の合併の最大の関心事といって良いのが、地域の中核病院の誘致です。紆余曲折を経て、一度は頓挫した総合病院の誘致が、合併を機に実現しました。建設費50億円の内、半分の25億円を合併特例債で賄うことで、資金問題をクリアしました。済生会が運営し、ベット数は160床。内科、小児科、外科、産婦人科など8科を備え、二次救急も受け付けます。2005年に着工し、2006年春に開業の予定です。
常陸大宮市との名称は、地元では違和感がありませんが、全国的にみると埼玉県の大宮市(合併で現さいたま市)と混同しがちです。また、周辺には、日立市(ひたちし)、常陸太田市(ひたちおおたし)、ひたちなか市と、「ひたち」との音を共有する市が4つになります。間違いやすいとの指摘を受けそうです。
<リンク>常陸太田市のHP