市民アンケートは7割が合併賛成、市議会は反対が過半数
知事の斡旋により合併協議が再開された笠間市、友部町、岩間町の合併議論が、笠間市議会の反対で暗礁に乗り上げています。
笠間市が行ったアンケート調査では7割以上の市民が合併を求めていますが、15人の市議の内、9人までが合併に難色を示しています。
11月30日に開催された笠間市議会では、磯良史市長が友部町、岩間町との法定協議会設置議案を撤回しました。現状では、賛成が少数となり否決されてしまうためです。
産経新聞の12月2日の報道によると、「アンケート結果を尊重すべきだ」「いや、アンケートは民意を反映していない」。友部、岩間両町との合併に反対する笠間市議が11月30日、知事室に橋本県知事を訪ね、三市町の合併を推進する知事に異議を申し立てました。
橋本知事は、合併推進派の集会で「市議会は民意を反映していない」という趣旨の発言をし、笠間市議会を批判したことがきっかけとなりました。
30日の議会終了後、合併反対派の市議二人が橋本知事を訪ね、説明を求める公開質問状を提出しました。
<リンク>合併反対を伝える「かさま市議会だより」(2004/10/26臨時号)