小川町、美野里町、玉里村の2町1村は1月7日、各々臨時議会を開催し、法定合併協議会を設置議案を可決しました。即日、法定合併協議会を設置し、1月13日に第一回協議会を開催する予定です。
三町村は、首長や議員代表による準備会で、以下の4点について合意しています。
●合併の方式は新設(対等)合併する。
●2006年3月末までに合併する
●新市の事務所は、当面、美野里町役場とする
●新市名は公募で決め、現町村名は除外する
鶴町和夫・玉里村長が合併協会長、両町長が副会長となり、法定協事務局を玉里村役場内に設置しました。
7日開催された各臨時議会では、小川町は10対7、美野里町が全会一致、玉里村が12対1の賛成多数で法定協設置案件を可決しました。
尚現在、玉造町では、小川町との法定協設置にかかわる住民投票が予定されていますが、伊能淑郎・小川町長は「法定協設置が決まったからには、私も議会も三町村の合併で一体となっており、玉造町との合併は考えていない」と言明しました。(読売新聞地方版の記事より2004/1/8付け)
いわゆる小美玉合併は、当初より望まれた形であり、石岡を含む小美玉合併の次善の策として評価されます。小川町では、百里飛行場の民間共用化計画が具体的に進んでおり、広域化による地域の活性化は避けられない課題です。
行政の効率化を図るために小美玉合併は行なわれるのに何故に合併特例法の議員の任期延長を適用して1年8ヶ月も延長することは大変不都合と考えます。合併の時に首長選挙にあわせて議員の選挙を行なったとして、議員の歳費だけを単純計算しても数億円の超過支出を伴います。その上1年8ヶ月と短期間の議会運営のための施設の諸経費を含めると膨大な経費になると考えます。
合併に伴う混乱は時間の経過が解決するので混乱をおそれずに合併即議員選挙を行なうことがもっとも効率的と考えます。