水海道市・1月16日住民懇談会を開催、石下町との合併も検討?
水海道市は、伊奈町・谷和原村との三市町村合併を進めていましたが、1月16日に開催される「市民懇談会」の結果次第で、三市町村の法定合併協議会を離脱し、新たに石下町との二市町の枠組みによる合併を検討する方針を固めました。
昨年12月の水海道・伊奈・谷和原の法定合併協では、水海道側の意向に反して、新市庁舎が谷和原村役場になることが決定されました。遠藤利水海道市長は、「市民に信を問いたい。場合によっては離脱もあり得る」と述べました。
懇談会は16日午後、水海道市民会館で開かれ、区長や各種団体代表など、1000人以上が参加する見込みです。これまでの経緯を市側が説明します。その後、「伊奈・谷和原との合併協議を継続するか、離脱するか」を、参加者の意見を求め、その場でアンケート調査を行うことにしています。
市は、懇談会での市民の反応やアンケート結果を踏まえ、市議会と協議した上で、17日にも今後の方針を決めます。
三市町村の合併協を離脱が選択された場合、速やかに石下町との二市町の枠組みによる合併に方針を転換し、3月末までの基本同意につなげていく方向です。
地元茨城新聞社の取材に対し、遠藤利市長は「(離脱した場合)単独では難しい。相手を探さなければならない」と話し、特例法期限内に石下町との合併に自信をのぞかせています。
一方、市議会内部では、伊奈、谷和原との議員同士の調整が進んでおり、新市庁舎の位置問題に関し、両町村の態度が軟化してきています。
引き続き伊奈・谷和原との三市町村合併推進をめざす動きもあり、住民懇談会での議論やアンケートの結果が注目されます。