自閉症や注意欠陥・多動性障害などの人たちを支援する「自閉症・発達障害支援センター」が2月1日にオープンします。
自閉症や発達障害を抱える本人や家族らを専任スタッフを配置して支援する県の拠点施設であり、学校や児童相談所、市町村、知的障害者施設など関係機関の連携の要としての役割も担うことになります。
自閉症や発達障害は従来、知的障害を伴う場合を除いて、身体、知的、精神の障害者福祉に該当せず、相談機能や支援が不十分でした。2004年12月に発達障害者支援法が成立したことで、やっと法的に支援の枠組みができあがりました。
「自閉症・発達障害支援センター」は茨城県が設置し、知的障害者通所更生施設「ゆい」内に開設されます。社会福祉法人梅の里(窪田道也理事長)に運営を委託することになりました。臨床心理士や社会福祉士など4人の専任スタッフが常駐して支援に当たります。
「自閉症・発達障害支援センター」の業務は以下の4点です。
(1)自閉症,発達障害等の障害を持つ方や保護者の方からのご相談に、専任のスタッフが対応する。
(2)相談の結果、必要な場合には発達を促すための療育活動を支援。
(3)本人の状態に応じた、就労に向けての支援。
(4)関係施設や機関に対し、自閉症や発達障害についての普及啓発や研修の実施。
「自閉症・発達障害支援センター」への問いあわせ電話:029(219)1222
参考:茨城県自閉症・発達障害支援センターを開設します(茨城県のホームページより)
参考:カイパパ通信blog☆自閉症スペクタクル