介護保険制度の見直しの議論の中で、40歳以上の末期がん患者のターミナルケアに、介護保険サービスを適用すべきだという意見があります。
4月6日の衆院厚生労働委員会で、公明党の高木美智代衆議院議員は、40歳以上の末期がん患者に対する介護保険サービスの適用について、厚生労働省の見解を質しました。
この中で高木議員は、自宅療養を希望する患者が多いにも関わらず、末期がんが介護保険の対象になっていない点を指摘。乳がんを含めた末期がんを介護保険の対象とするよう強く求めました。
これに対し、西博義厚労副大臣は、「ターミナルケアの充実という観点から、現行の介護保険制度の枠組みの中で可能な対応策について前向きに検討していきたい。40歳以上の末期がんを介護保険の対象に加えるための課題について専門家の意見も十分に聞きたい」と、介護保険適用へ、前向きの答弁を行いました。