温かいご支援に心から感謝申し上げます
今年(2005年)最大の政治決戦となった東京都議会議員選挙は、7月3日に投票が行われました。公明党は20選挙区に23人の公認候補を擁立し、全員当選を果たしました。
この大勝利は、猛暑を吹き飛ばし、血のにじむような激闘で公明候補の押し上げを訴え続けてくださった全国の党員・支持者、創価学会員の皆さま、そして広範な都民・有権者の皆さまからお寄せいただいた真心からのご支援のたまものです。 一地方議員の私も、都内の時局講演会や街頭遊説の応援、知人・友人などへの支援のお願いなど、微力ながら出来る限りの戦いをさせていただくことが出来ました。当選した公明都議の1人1人が、「一票」「一票」に込められた期待と信頼の大きさを重く受け止め、「都政の要役」との誇りも高く、希望と活力あふれる東京の実現に全力で取り組んでいただきたいと思います。
今回の都議選は、2007年秋までに行われる次期衆院選の動向を左右するだけに、各党とも国政選挙並みに総力を挙げて臨みました。それだけに選挙戦は、政党と政党による、かつてない少数激戦の図式となりました。どの党が都民のために尽くしたのか、また、どの党が都民と共に行動し都政を変えてきたのかという、まさに政党が問われる選挙でした。その中で、公明党は真正面から政策選挙を貫き、都政、そして国政の舞台で果たしてきた公明党の役割や多彩な実績とともに、都民との約束となる公約を力強く訴え抜いてきました。
昨年(2004年)来、大地震や大事故が相次ぎ、安全・安心の確保への都民の関心が高まっていました。首都・東京の防災・防犯を誰が担うのか。その不安にこたえるため公明党東京都本部は今年3月、防災・防犯先進都市の構築に取り組むための「安心・安全 新東京プラン」を策定。住宅や学校の耐震化の推進を掲げ、いち早く行動を開始しています。
4月には、希望と活力あふれる東京都の構築をめざし、「東京改革 3つの指針」と「12の重点政策」からなる都議選公約「東京の再生が日本の未来を拓く―都議会公明党の新たな挑戦」を発表。さらに6月には、公約の中から今後5年間で達成あるいは大前進させるべき課題を精査し、5分野12項目からなる「輝け東京!! 生活応援推進プラン」を提案しました。空き交番ゼロ作戦の推進や公立の全小学校へのスクールガードの配置、児童手当や乳幼児医療費助成の対象を当面、小学校6年生まで(都負担分)に広げることなどを提示しています。公約と併せて公明党の連立参加6年の実績も踏まえ、実現力ナンバー・ワンの政党である点も堂々と主張することで、共感の輪を大きく広げることができたのではないでしょか。
(写真上:23氏全員の当選が決まり、完全勝利を祝福しバンザイする神崎代表ら党幹部、写真下:大混戦を勝ち抜き初当選を果たした高倉良生氏と喜びに沸く支持者ら、いずれも公明党のHPより転載させていただきました)
民主党は本当に躍進したのか?
昨晩、次々に当確が決まり、各党の当確者がテレビやラジオに向かって、今後の抱負を語っていました。その様子を見ていた友人が、「民主党の候補者は具体的な話しが一つも出てこない。それに比べて、公明党の当選者は、地域の課題を具体的に挙げ、抱負を語っていたのが印象的だった」と電話で語ってくれました。まさに、現場(現状)をいかに良くするか、そこに最大限の努力を傾ける地方議員の真骨頂だと、私は思いました。
それに引き換え、民主党は単なるパフォーマンスばかりが目立ちました。かつては児童手当の拡充に再三にわたり反対しながら、今回の都議選では都独自の「子ども手当」の上乗せ支給を公約。岡田克也代表の発言もデタラメで、与党から公党の名誉を傷つけたとして懲罰動議も出されています。21世紀になって大型選挙で敗北し、衰退が著しい共産党は、都議選でも相変わらず「実績横取り」「ウソ・ごまかし」のデマ宣伝に終始したのは衆目の一致するところです。
大手マスコミは、「2大政党制の流れ加速」との論調を張っていますが、本当にそうでしょうか。
今回の都議選の政党別得票率は、自民30.7%、民主24.5%、公明18.0%、共産15.6%、ネット4.1%でした。昨年の参議院比例区の得票率と比べると、自民プラス4.2%、民主マイナス14.4、公明プラス3.2%となっています。民主党の国政選挙と都議選との得票率のギャップは、地に足がついていない政党としての評価を都民が下した結果ではないでしょうか。民主党が複数候補を擁立した選挙区で、現職候補が新人候補に破れたところが目につきます。有権者の目は「賢」であることを忘れてはなりません。
徹して庶民の中へ、我が地域の中へ
9日間に及ぶ炎天下、あるいは雨模様の中の選挙戦。当選した候補者の身体も精神も限界に達していると思います。
今朝、中野区で最高点当選を果たした高倉良生氏にお祝いの電話をかけました。すると、もう朝一番から駅頭で御礼の挨拶にハンドマイクを持ったとのこと。パフォーマンスではなく、体を張った行動と実績で、有権者の信託に応えていくのが地方議員としての姿だと思います。