8月3日、神栖市のヒ素化合物による地下水汚染問題で、いわゆるA地点の住んでいた健康被害者と付近の住民5名が、不法投棄を指示した者を、容疑者不詳のまま殺人未遂容疑で茨城県警に刑事告訴しました。また、このヒ素化合物が含まれたをコンクリート塊が見つかった現場を、1993年ごろに埋め立てた市内の業者についても、塊を除去しないで作業を続行したなどとして、業務上過失傷害容疑で告訴しました。
読売新聞の報道(2005/8/3)によると、県警は「受理する方向で対応したい」としています。
告訴したのは、青塚美幸さんの家族4人と近所に住んでいた女性1人の合計5人。告訴状提出後に記者会見した青塚さんは、「長男は一生、障害と闘わざるを得ない。捜査によって真実を明らかにしてもらいたい」と訴えました。会見には、発見現場の西側地区(B地点)の住民も出席。複数が殺人未遂容疑での刑事告発を希望しており、弁護団と協議を始めることを明らかにしました。
弁護団の団長は、エコフロンティア笠間などの茨城県内のゴミ処理場訴訟に関わっている坂本博之弁護士です。