公明党公認で桐原健一候補が挑戦
合併の在任特例をめぐり、リコール解散した城里町議選(定数18)が、3月7日告示されました。公明党からは、桐原健一前町議が立候補しました。投票は12日午前7時から午後6時まで、町内31カ所で行われ、即日開票されます。有権者数は3月2日現在で、1万8906人です。立候補を届け出でたのは、前職20人、新人2人の22人。旧町村別では常北10人、桂9人、七会3人となっています。
公明党の桐原健一候補は、7日午前、旧桂村の自宅事務所前で出陣式を行いました。桐原候補は、議会の早期解散に賛同し、行財政改革を強く訴えてきました。出陣の挨拶で、乳幼児医療費の無料化を小学校卒業まで拡充した実績を紹介し、償還払いから窓口での清算ができるよう改善を公約としました。また、放課後児童クラブの町内全域への設置や介護予防の推進などに全力を挙げると、決意を披瀝しました。
城里町は、2005年2月、常北、桂、七会の三町村の合併しました。その際、全議員が2年間在職する在任特例を採用し、42人の議員が在籍していました。
これに対して、住民団体が、在任特例による多すぎる議員数は、町財政の負担を増大させ、住民サービス低下をもたらすと主張。
任期短縮や自主解散を要求しましたが、議会側がこれに応えなかったため、解散の賛否を問う住民投票実現へ署名活動を実施しました。昨年12月21日、町選管に法定必要数(全有権者数の3分の1、約6300票)を超える、7000人以上の署名を添え本請求を行いました。この結果、今年2月13日行われた住民投票では解散賛成が反対を大きく上回り、即日解散となりました。