6月27日、井手よしひろ県議ら県議会土木委員会の一行は、常陸大宮土木事務所および高萩土木事務所管内の現地調査及び土木事務所での地元首長からの要望聴取を行いました。
常陸太田土木事務所での大久保太一市長からの要望聴取では、国道293号線の4車線化、木崎橋の建設推進などの要望を受けました。
高萩土木事務所では、日立市の小川副市長、高萩市の草間吉夫市長、北茨城市の豊田稔市長より、それぞれ要望を受けました。
特に、日立市からは、①日立笠間線の整備促進(山側道路の整備)、②十王里美線(十王北通り線)の整備促進、鮎川停車場線の整備促進、④十王川・大沼川の改修促進、⑤小木津海岸の保全改修促進の5点を要望が出されました。
日立笠間線の整備については、08年春までに塙山アクセスまでの部分供用を目指しています。土木委員会の一行は、事務所での要望聴取を前に、同区間を現地調査しました。工事の進行状況は、塙山アクセス南側の沢を埋め立てる工事を残して既に概成しています。塙山団地の住民の理解が得られれば、来春の部分供用は可能な状況です。
また、日立市十王地区の主要路線となる十王里美線(十王北通り線)は、一部が今年度供用可能となりますが、JR常磐線の立体交差部(国補街路事業)の工事具体化が強く望まれました。
井手県議は、北茨城市下桜井の海岸護岸崩壊を受けて、国の災害復旧事業の採択要件について執行部の対応を質しました。現状の採択要件は風速15メートル以上の強風が観測されることが条件となっています。近年の異常気象の中で、荒天時以外でもうねりが長期化して、海岸護岸が崩壊する事例が多発することが懸念されなす。国との連携を密にして、早急な対応を強く求めました。