最高は守谷4,375円(月額)、最低は八千代2,900円
4月2日、4月からの各市町村の65歳以上の介護保険料の集計が取りまとめられました。集計の結果、昨年度に比べて平均で256円(7.4%)の増、月額3,717円となりました。
この保険料は、平成21年度~23年度の3年間継続されます。
最高額は、守谷市の4,375円、最低額は八千代町の2,900円です。
引き上げ率が最も高かったのは、茨城町で一挙に2,700円から4,000円に1,300円の引き上げとなりました。坂東市が2,300円から3,100円に、稲敷市が2,400円から3,125円と大幅な引き上げとなりました。
反対に、保険料を据え置いた市町村は、結城市・常陸太田市・取手市・筑西市・桜川市の5市で、北茨城市・常陸大宮市・大子町・笠間市・守谷市・利根町も6市町は保険料を引き下げました。利根町は3,827円から3,066円に2割近くの引き下げとなりました。
県内市町村のうち43市町村では、平成20年度末で介護給付費準備基金に残高が出来る見込みであり、その内41市町村がこの基金を取り崩し、保険料の上昇を抑制します。介護給付費残高見込みは約99億7300万円で、内7割を取り崩します。保険者1人当たり保険料を309円引下げる効果があります。
また、介護従事者の処遇改善を目的として、介護報酬がプラス3%の改定となりました。これに伴う保険料の急激な上昇を抑制する措置として、国は、改定による平成21年度の上昇分の全額と改定による平成22年度の上昇分の半額を国が交付金として助成します。市町村は、この交付金により基金を造成し、各年度必要額を繰り入れます。
この交付金により、茨城県では、保険者1人当たり52円保険料を引き下げることができました。市町村の判断で、この繰入額を3年間均等にし、保険料を3年間同一とすることも可能となっています。