いばらきフィルムコミッション(いばらきFC)のロケ誘致実績がこの程まとまりました。それによると、ロケ誘致の昨年度実績は357本で、前年度対比で2作品増えました。撮影延べ日数は1,119日で、前年度を99日下回わりました。撮影の内容別では映画が60作品、テレビドラマが99作品、コマーシャルなどその他が198作品でした。撮影場所は395カ所で、前年度を約75カ所上回わりました。
平成14年度から始まったいばらきFCの活動実績は累計でロケ支援が1762作品になりました。撮影日数5,786日となりました。
こうしたFCの経済効果を、国土交通省総合政策局「ロケーション撮影による地域経済効果の推計手法等に関する調査報告書」の係数をもとに算出すると、昨年度は5億円に達します。累計では27億8000万円となりました。
昨年公開された日本映画(165作品)のうち、県内FCが支援したのは「相棒-劇場版-」「私は貝になりたい」「マジックアワー」など36作品に及び、全体の22%を占めました。昨年度撮影された主な劇場映画は、「少年メリケンサック」「感染列島」「イキガミ」「余命」「劇場版・仮面ライダーキバ」「罪とか罰とか」「カムイ外伝」「ガマの油」「レスキューフォース(劇場版)」「ドロップ」「ディア・ドクター」「クローズZEROⅡ」「笑う警官」「おっぱいバレー」「余命1ヶ月の花嫁」「大洗にも星はふるなり」などがあります。
茨城県は、東京に近接し、様々なニーズに合ったロケ地に恵まれていることなどが、FC活動の好調の原因となっています。県ではFCを平成14年に立ち上げましたが、県内の市町村でも、土浦、古河、常総、北茨城、取手、牛久、つくば、潮来、筑西(民間団体)、つくばみらい、大子などで地域のFCが設置されました。高萩市でも、この4月1日に活動を始め、ほかにも4市が今年度中の設立を準備しています。県では、昨年4月に「茨城県フィルムコミッション等協議会」を設立し、県内FC等間の更なる連携を強めています。

茨城県では、県内における撮影相談の統一的窓口となりロケの誘致を行う「いばらきフィルムコミッション(事務局:茨城県企画部地域計画課フィルムコミッション推進室)」を 平成14年10月に設立し、きめ細やかなサービス提供に取り組んでおります。
