1月12日、小沢一郎幹事長が行った記者会見は、まさに肩すかしの記者会見となりました。小沢幹事長は、記者8人から資金疑惑に関する質問を全てさせておいて、まとめて回答するという異例の形を取りました。そして、その回答は「そのことは全て弁護士に任せている。戸別のことについて説明をすることは控えるべきであろう。私自身も事務所のもの達も、意図的に法律に反するような行為はしていないものと」という、実に不誠実なものでした。東京地検の任意の事情聴取に応ずるかどうかも答えませんでした。
「私自身も事務所のもの達も、意図的に法律に反するような行為はしていないものと信じています」との答えには、小沢幹事長自身が一連の事件に関係がない第三者であることを、ことさら強調する意図が見え隠れします。
これだけの疑惑まみれ、カネまみれの政治家が、日本の政治を牛耳っていることは、国民にとって不幸と言わざるを得ません。