2月1日、衆議院での代表質問を受けて民主党の蓮舫議員のツイッターが波紋を呼んでいます。
蓮舫議員は「今、衆議院本会議で石原代議士が民主党予算案で小学校耐震化予算を削減した、と話されていましたが、削減していません。耐震化する小学校を1900棟から2200棟に増やし783億だった耐震関連予算案が910億となっています 」と、つぶやき始めます。つかさず、他のツイッターから「昨年8月の自民党の概算要求では、5000棟で予算は2000億超えていたのになんで嘘をつくの?蓮舫さんが、仕分けしたのは民主党になってからの概算要求であって論点がずれてません? 」と異論が噴出しました。管理者も、たまたまこのやり取りに参加し、「蓮舫さん。ウソを言ってはいけない。自公の概算要求2902億円。10月に出し直された概算要求では1086億円に圧縮。さらに、事業仕分け後1032億円。これを削減と言わず何というの? 」と指摘させていただきました。
小中学校の耐震化棟数で見てみると、自公政権の概算要求は、5000棟分。今回民主党が10年度予算に計上下予算は、2200棟分です。これを「大幅削減」と言わず何と表現するのでしょうか。
こうした議論が、ツイッター上で行われているところに、蓮舫議員からの追加の書き込みが。「予算はあくまで対前年度比で見るものと思います。当初予算の比較でいうと、21年度予算の耐震化関連予算は783億だったものを22年度予算案では910億円となっています」と説明を続けます。こうなると“詭弁”といわざるを得ません。自公政権の2010年度予算の概算要求を半分以下に削減したことを、蓮舫議員は素直に認め、発言を訂正すべきです。
蓮舫議員のツイッターを楽しみにしている方がたくさんいます。その方々は、「小学校耐震化予算は削減されていない」という誤った情報に毒されてしまうことになります。政治家は、何よりも正直であるべきです。
なお、右のグラフは朝日新聞の記事をもとに管理者が作成したグラフです。いかに、蓮舫議員の事業仕分けなどの影響もあり、予算が削減されているか一目で見ることが出来ます。