11月4日深夜、尖閣諸島で起きた海上保安庁の艦船と中国漁船の衝突事件を撮影したビデオ映像が、ユーチューブ上に流出しました。
海上保安庁または検察当局から流出したと思われ、民主党政権を「倒閣」するための、“無血情報クーデター”と論評するマスコミもあるほどです。
流出したのは、全部で6本の動画ファイル。時間にして44分余りの映像です。
5日早朝には、オリジナルの動画は削除されましたが、6日夜時点では、ネット上では拡散が続いています。このブログには、Gigazin「尖閣諸島沖での中国漁船衝突問題、オリジナル映像がYouTubeに流出か」の記事より、ユーチューブの画像をエンベットしました。
誰が流出させたか、なぜそれを防止できなかった、政府は徹底的に捜査する必要があります。再発防止に向け、重要情報の管理を、一層厳格にしなくてはなりません。
しかし、この問題は情報漏洩の問題だけではなく、政府の対中国外交の不手際への責任問題に、発展する可能性があります。
流出した映像をみるかぎり、中国漁船が海保艦船に体当たりしているのは、一目瞭然です。
衝突事件直後に広く全世界に公開するといった選択もあったはずです。そうすれば、中国側が「日本の艦船が故意に漁船にぶつかってきた」などと主張する根拠を一掃できたはずです。国際的な世論の高まりが、中国政府への大きな圧力ともなったと考えられます。
一方、中国をいたずらに刺激したくないと民主党政権が考えるならば、事件後直ちに、このビデオを公式非公式を問わず、中国当局に見せていたならば、中国側の対応は180度違っていたのではないでしょうか。
稚拙な民主党外交の末路が、この“無血情報クーデター”です。
この画像が公開された以上は、政府は速やかに手持ちの映像を全面公開すべきです。
そして、少なくとも外務大臣と国交大臣は責任を取って直ちに辞職すべきです。
本当の尖閣 海上保安庁1(ミラー)
尖閣の真実 海上保安庁2(ミラー)
尖閣侵略の真実 海上保安庁3(ミラー)
本当の尖閣 海上保安庁4(ミラー)
日本の尖閣 海上保安庁5(ミラー)
どうなる尖閣 海上保安庁6(ミラー)