1月4日、井手よしひろ県議ら茨城県議会公明党議員団と石井啓一党政調会長らは、新春の街頭演説会を県内一円で行いました。
水戸駅北口の街頭演説会では、石井政調会長がマイクを握り、「昨年の12月の衆院選挙では、北関東比例区3議席、全国31議席を獲得させていただきました。皆さまに心から御礼を申し上げます。安倍政権が発足し、公明党も与党の一員となりました。公明党としては、大衆とともにとの結党の原点を輝かせながら、ぶれずに筋を通してまいりたいと思います。公明党は、現場に、地域に根を張った政党です。地域の皆さま、現場の皆さまの様々な声を吸い上げて、地方議員と国会議員のネットワークで国政に反映してきたい。皆さまのご期待にしっかりと応えていきたい」と語りました。
また、新政権に国民が望んでいることは「経済の再建、景気の回復」と強調。その上で、大型補正予算の編成について言及しました。
「新政権では、大型の補正予算の編成の指示が、安倍総理からありました。今、政府与党で、大型補正予算の編成作業を進めています。公明党は10兆円規模の補正予算を公約してきました。その内容は、まず第1に東日本大震災からの復興の促進、防災・減災対策を前倒しして実施することが重要です。笹子トンネル事故にみられるように、トンネルや橋梁などの総点検が必要です。そのために地方に補助制度を設けて、老朽化した施設などの計画的な保守・点検・補修などを行っていきたい。第2に中小企業の支援。経営の建て直しが急がれている中小企業へ、実質的な再生、経営再建の支援を行っていきたい。
また、第3に大震災による原発事故に対応して、省エネ、再生可能エネルギーの活用を進めて、原発依存度を低くしていくことも重要です。第4に、地域の活性化も重要な課題。補正予算では、公共事業が多く実施されますが、地方負担の大部分を国は補填する。地域がソフト対策も含めて、様々な施策を展開できる交付金も検討したい。5つ目に、雇用や生活を守ることも重要。新卒の方の就職支援、従来から行っている緊急雇用対策の継続も行っていきます」と、補正予算編成の5つのポイントを語りました。
結びに、石井政調会長は、「スタートダッシュが大事。今年夏には、参議院選挙が行われます。衆院が多数でも、参院が少数の衆参“ねじれ状態”では、政策推進にスピード感が出ません。参院選では、非改選も加えて自公で過半数を獲得し、衆参のねじれの解消。決められる政治、実行できる政治に転換していきたい」と、堅い決意を披瀝しました。