3月1日、厚生年金と国民年金の公的年金の積立金を運用している「年金積立金運用独立行政法人(G P I F)」は、昨年10月から12月期の運用損益が、わずか3カ月間で、5兆1352億円の黒字になったことを発表しました。
それによると運用利回りはプラス4.83%。昨年11月以降の株高と円安が寄与しました。まさに、民主党政権から自公政権への政権交代の賜物といえます。
資産別の運用利回りは、株高を追風に国内株式がプラス16.71%、円安で円換算高が増えた外国株式がプラス13.78%、外国債権がプラス13.62%。一方、国内債権は、マイナス0.06%と振るいませんでした。
運用損益の黒字額の内訳は、国内株式が2兆675億円、外国株式が1兆7442億円、外国債券が1兆3149億円。しかし、国内債権は354億円の赤字でした。
これによって、2012年4月から12月末までの運用損益は3兆5949億円の黒字、利回りはプラス3.27%。12月末の運用資産総額は111兆9269億円となりました。
参考:年金積立金運用独立行政法人( GP I F)のHP