Skip to content
ひたみち日記

ひたみち日記

井手よしひろが茨城県日立市からローカルな情報を発信中

Primary Menu
  •  ホーム
  • ご挨拶
  • プロフィール
  • 投稿一覧
  • facebook
  • X.com
  • youtube
  • 地創研
  • ご感想・ご意見
動画配信
  • 動物愛護

広島県で猫の殺処分ゼロを実現した“犬猫みなしご救援隊”を訪問

管理者 2017年2月9日

みなしご救援隊終生飼養ハウス 2月8日、井手よしひろ県議は、広島市安佐北区のNPO法人「犬猫みなしご救援隊」(救援隊)の終生飼養ホームを訪ね、ホームの責任者・郷原妙美さんから救援隊の様々な活動についてご説明をいただき、施設を視察させていただきました。
 救援隊は、中谷百里理事長により1995年に設立され、2005年NPO法人格を取得しました。2007年に総床面積742平方メートルの終生飼育ホームを建設しました。救援隊の活動は、【終生飼養】と【譲渡活動】を基盤に、動物愛護の啓発活動を行い、動物の適正飼養の推進と生命尊重の情操教育を広め、ひいては動物と人間が共生する明るい社会の構築に寄与することを目的としています。
 人間の身勝手によって捨てられたり、虐待を受けたり、傷病を負っている等、一般家庭では飼養が困難な、引き取り手のない犬猫たちを積極的に保護し、終生飼養ホームで、“小さな命が尽きる時まで”責任を持って育てる【終生飼養】を行っています。
 また、それと平行して、2013年度からは広島市動物管理センターに持ちこまれた殺処分対象の猫全頭と、一般譲渡が難しい老犬・咬みつき犬・野犬等の引き出しを開始し、2015年度からは呉市動物愛護センターに持ちこまれた殺処分対象の猫全頭の引き出しを開始。さらに、2016年8月から広島県動物愛護センターに持ちこまれた殺処分対象の猫全頭の引き出しを開始し、これにより広島県内にある殺処分機の稼働を停止させました。


 東日本大震災や熊本地震などの大規模災害時には、飼い主を失った動物の保護に被災地に赴くなど積極的な活動には、全国から大きな反響が寄せられています。テレビや新聞などマスコミにも数多く取り上げられています。
 2015年には、栃木県那須に大規模な保護施設を稼働させ、事前に井手県議が中谷代表と電話でお話をした際は、「月に10日間は広島で、10日間は那須で、残り10日は全国で、犬猫のために働いています」と語っていました。

終生飼養ハウスの猫たち
 みなしご救援隊は、昨年8月から広島県動物愛護センターに持ち込まれる殺処分対象の猫を、全て引き取っています。平成28年12月の実績は、殺処分対象の608頭の猫のうち、413頭を引き取りました。
 終生飼養ホームとそれに隣接した施設では、これらの猫や東日本大震災や熊本地震の被災地からも引き採った犬など、現在、約千匹以上の猫や犬、タヌキ、カラス、牛、ポニー、ヤギなども一緒に暮らしていました。
 飼養に関する費用は、一切公的な支援を受けず、支援者の寄付や様々なグッズの販売の利益などで捻出しています。

広島県動物愛護センターから引き取られた猫たち
 井手県議が視察した2月9日も、十数頭の猫がセンターから引き取られてきていました。寄生虫対策などの薬剤はセンターで対応済みです。救援隊では、しばらく専用の部屋で経過を観察して、その後、原則すべての猫に去勢不妊手術を行っています。「猫の自身の幸せのためにも去勢不妊は最低限行わなくてはなりません。その費用と手間は、莫大なものになりますが、獣医師の協力も得てすべて行っています」と、郷原さんは説明してくれました。
 センターで殺処分されるはずの猫を全頭、民間団体が引き取っているわけですので、譲渡の際に避妊の費用(全部またはその一部)を自治体が負担してもよいのではないかと考えました。
 去勢不妊処置が終わると、多くの猫がくつろぐ飼養施設に移されます。清掃が行き届き、排泄のしつけも徹底して、さらに去勢不妊処置が行われているために、においが驚くほど少ないのが特徴です。
 また郷原さんは、「一時的に持ち込まれる猫が増えることも覚悟しています。譲渡活動に一層力を入れるとともに、地域猫活動の普及など県民の意識も変えて幾取り組みに力を入れたい」と明るく語ってくれました。

参考:NPO法人犬猫みなしご救援隊のHP http://www.minashigo.jp/

印刷する 🖨
閲覧数 43

Continue Reading

Previous: 広島県の犬殺処分ゼロに貢献、“ピースワンコ・ジャパン”を訪問
Next: 2017年2月9日(木) 雪

Related Stories

c42cdc1c-s.jpg
  • 動物愛護

動物愛護管理法の改正/動物虐待への厳罰化やマイクロチップの義務化

管理者 2019年6月30日
5031cb8c-s.jpg
  • 動物愛護

水戸市に動物愛護センター、2020年4月オープン目指す

管理者 2018年11月25日
6c649baf-s.png
  • 動物愛護
  • 防災

犬・猫などのペットを大規模災害からどう守るか

管理者 2018年11月11日



井手よしひろです。 茨城県の県政情報、 地元のローカルな話題を 発信しています。 6期24年にわたり 茨城県議会議員を務めました。
一般社団法人地方創生戦略研究所
https://y-ide.com
master@y-ide.com

2025年9月
月 火 水 木 金 土 日
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  
« 8月    

最近の投稿

  • SDGsの推進と参政党の誤謬――持続可能な未来のために建設的な取り組みを
  • 地球沸騰化の時代に、SDGsを強力に推進
  • 地域の安心と多様性を両立するために――“土葬”をめぐる現実と課題
  • 知事選公約:“パンダ”はダメで“コアラ”は良いのか?
  • TX開業20周年/茨城県発展の推進力のこれから

アーカイブ

カテゴリー

  • 知事記者会見(令和7年9月9日)
    2025年9月8日
  • 【CHALLENGE IBARAKI】#75「健康長寿チェック表」を活用してめざせ、茨城県民健康長寿日本一!
    2025年9月6日
  • いばらきパートナーシップ宣誓制度を実施しています
    2025年8月31日
  • 救急搬送における選定療養費の徴収開始について
    2025年8月21日
  • 茨城県の取組「ここがすごい!」(第2次茨城県総合計画~主要指標等実績一覧~)
    2025年8月7日
  • コメ増産、安定供給へ
  • 警察庁がルールブック
  • 【主張】健康な妊娠・出産へ 若いうちから正しい知識普及を
  • コラム「北斗七星」
  • 児童養護施設などから巣立つケアリーバーを一人にしない
このホームページ(Blog)へのリンクは自由に行ってください。
文章の引用等も自由です。
ただし、リンクや引用等によって生じた不利益に対して、管理者はその責任を負いかねますので、ご容赦ください。
Copyright © All rights reserved. | MoreNews by AF themes.