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犬・猫などのペットを大規模災害からどう守るか

管理者 2018年11月11日

ペットとの同行避難
 豪雨や地震など災害が相次ぎ、早めの避難の重要性が指摘される中で、家族の一員であるペットをどう守ればいいのか。対策の一環として、ボランティアリーダーの育成を進める静岡県の先進的な取り組みと、環境省が10月から配布しているペットの防災対策をまとめた冊子を、11月9日付けの公明新聞の記事から紹介します。

■静岡県の先進的な取り組み/「災害時動物愛護ボランティアリーダー」の育成
 「飼い主にとって、ペットは家族同然。安心してペットと暮らせる避難所をめざしたい」。こう語るのは、静岡県衛生課動物愛護班の鵜沼洋二主任です。
 今後、南海トラフ地震が発生した場合、同県内の避難所に最大約12万匹の犬や猫が避難すると想定されています。2011年の東日本大震災では、ペットの臭いや鳴き声などが原因で、避難所でトラブルが続出した。県はこうした事態を防ぐため、15年に「災害時における愛玩動物対策行動指針」を策定。ペットの同行避難と保護管理を担う「災害時動物愛護ボランティアリーダー」の育成を始めました。


 ボランティアリーダーは、災害発生時、避難所でペット連れの飼い主への指導や、ペットスペース運営の手助けを行います。また、県内外から駆け付ける動物愛護ボランティアを取りまとめたり、飼い主と行政などとの仲介役となります。
 一方、平時は、飼い主のペットの防災対策について関心を高めてもらうため、市民講座や中学生対象の動物愛護教室、地域で行われる被災動物同行避難訓練などにスタッフとして参加。しつけや、食料備蓄の大切さなどを訴えています。16年からボランティアリーダーとして活動する磐田市の久永公子さんは、「重要なのは飼い主の防災意識。意識啓発を進めていきたい」と語っています。
 ボランティアリーダーになるには、県内自治体の推薦が必要で、行動指針に基づき保健所で3時間程度の座学と、地域の被災動物同行避難訓練への参加が条件となります。現在、58人が活躍しています。今後さらに、政令市を除く全33市町に1人ずつの配置をめざしたいと担当者は語っています。

■環境省/飼い主向けに「人とペットの災害対策ガイドライン」作成・配布
 環境省は10月から、公明党の推進で作成された災害時の避難方法などをまとめた飼い主向けの冊子「災害、あなたとペットは大丈夫? 人とペットの災害対策ガイドライン<一般飼い主編>」を都道府県や政令市、中核市に配布しています。
 冊子は、災害に備えて(1)ペットがケージを嫌がらないようにならす(2)排泄などのしつけをきちんとしておく(3)各種ワクチン接種や寄生虫の駆除を行う――などの対策を講じておくよう呼び掛けています。避難所でのトラブル防止のため、飼い主は周囲に配慮する必要があるからです。
 また、避難所も(1)屋内でペットと一緒に過ごせる(2)飼い主とは別に屋外飼育が求められる(3)ペットの受け入れ不可――などとルールが異なることから、事前に避難所の情報を集めておくことが重要だと指摘しています。
 冊子は、都道府県庁や市役所などを通じて入手できるほか、環境省のホームページからも見ることができます。
参考:災害、あなたとペットは大丈夫?人とペットの災害対策ガイドライン<一般飼い主編>:https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h3009a.html

■犬の散歩仲間で話し合おう/NPO法人「アナイス」 平井潤子代表
 災害に備えるポイントについて、環境省の冊子作成にも携わったNPO法人「アナイス」の平井潤子代表に話を聞きました。

 災害時にペットを守るには、まず飼い主自身が無事でいることが大切です。その上で、飼い主が責任を持って「自助」と「共助」の体制を備えておく必要があります。例えば自助として、日ごろからペットフードは常に一定量ストックし、使った分を買い足していくローリングストックで備えたり、持ち運び用のキャリーバッグの準備、親戚や友人などペットの一時預け先を確保しておくことも忘れないようにすべきです。
 また、災害時は飼い主同士の連携も重要となります。犬の散歩仲間で話し合っておけば、避難所で飼い主同士が物資を持ち寄ったり、避難所のペットスぺースを共同管理するなど、助け合うことができます。
 飼い主は幅広い視点で、いざという時に備えてもらいたい。それが飼い主としての責任です。

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井手よしひろです。 茨城県の県政情報、 地元のローカルな話題を 発信しています。 6期24年にわたり 茨城県議会議員を務めました。
一般社団法人地方創生戦略研究所
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master@y-ide.com

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