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ひたみち日記

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救済のあり方検討へ/旧優生保護法、強制不妊手術で

管理者 2018年3月1日

強制手術件数
 2月21日の自民、公明両党の幹事長会談で、両党幹事長は、旧優生保護法の下で知的障がいなどを理由に不妊手術が強制されていた問題について、各党で救済のあり方を議論した上で、与党としても検討の場を設ける方針で一致しました。
 公明党の井上幹事長は、「本人の意思に反して不妊手術が繰り返されたとすれば、何らかの形で救済すべきだ」と強調しました。
 また、公明党の石田祝稔政務調査会長は21日午後、国会内で記者会見し、「重要な問題であり、政治で解決すべき問題だ」と指摘。公明党として実態や経緯を把握し、救済のあり方を検討していく考えを示しました。
 旧優生保護法は、遺伝性の疾患や知的障がいなどを理由にした不妊手術の実施を規定していました。人権上の問題があるとして1996年の法改正で規定は削除され、名称も変更されました。今年(2018年)1月には、宮城県の女性が旧優生保護法に基づき不妊手術を強制され、人権を侵害されたとして、国に損害賠償を求める訴訟を仙台地裁に起こしています。


不妊手術の強制、証拠次々 障害者らへの人権侵害、情報公開・訴訟通じて明るみに
 旧優生保護法下で、不妊手術を強いられた人は少なくとも1万6475人います。その7割が女性、3割が男性です。都道府県が報告した件数を国がまとめ、統計として残していいました。1996年の法改定で強制的な手術が廃止された後、障害者らの団体や被害者は、差別を背景に人権を侵害されたとして補償や実態解明を国に求めてきました。
 しかし、国は法律に則った行為であり、適法だったとの理由で、被害者の声に耳を貸していませんでした。被害者の一人が今年1月、仙台地裁で国家賠償訴訟に踏み切りました。今月、仙台弁護士会などが全国5カ所に設けた電話窓口には、手術を受けた本人や親族から計10件の相談が寄せられたと報道されています。
 国は都道府県からの報告を受ける形で、統計をまとめてきました。被害を裏付ける具体的な資料が残っている可能性が高いのは都道府県ですが、その保管状況はまちまちで、多くは処分されてしまいました。ちなみに、茨城県の状況を井手よしひろ県議が所管課に問い合わせたところ、統計上の54件と数値だけが認識されており、県が統計を把握しているのは昭和50年以降の3件であるとの回答を受けました。これも、件数だけの記録であり、その詳細な資料は存在しないとのことです。
 毎日新聞の報道では、神奈川県の審査会に提出された申請書には、「育児能力がない」といった偏見を根拠に審査した状況が記されていました。朝日新聞が情報公開請求などで入手した文書の中にも、鳥取県では遺伝の根拠が薄いと指摘されながら遺伝性疾患を理由に手術を認めた事例や、福岡県の審査会を開かず手術の可否を決めた事例などが明らかになっています。
 京都府は55年、衛生部長が各病院長に送った文書に、他府県の手術件数を示して申請を増やすよう促しており、当時の厚生省の精神衛生課長も都道府県に出した57年の文書で、手術の件数増を求めています。

優生保護法による不妊手術の実施件数最多は北海道
 北海道庁は、手術の可否を審査する「優生保護審査会」から対象者に送られた通知書や、診断書、手術費用の支払いに関するものなど、6千点以上の資料を再調査しました。
 その結果、1962~73年度で、審査会に申請があったのは1210人、うち手術が「適当」と判断されたのが1129人に上りました。内訳は、男性が233人、女性が896人。20代が428人、30代が464人で大半を占めていました。未成年者も男性で28人、女性で144人いました。最年少は男性が14歳、女性が11歳。最年長は46歳でした。審査結果が不明だったのが79人で、手術が「不適当」としたのは2人だけでした。
 北海道は今後も調査を続けとしています。北海道子ども未来推進局の花岡祐志局長は、北海道での実施件数が全国最多となったことについて、「国策の一つとして、道としても関係機関などと協力を得ながら取り組んできた結果と考える」と述べています。

件数第2位の宮城県では、旧社会党系の県議が手術件数増を求める議会質問
 宮城県議会では、1962年10月4日の定例議会で、旧社会党の県議(故人)が一般質問で旧優生保護法による手術件数を増やすよう求めました。この県議は「民族素質の劣悪化防止の立場からも、優生保護法の立法の趣旨から考えても、愛宕診療所(中央優生保護相談所付属診療所)を形だけ整えるというだけでなしに、これを強化してほしい」と発言。「県内で優生手術の対象者が2万4000~3万6000人くらいいるが、愛宕診療所で手術をする者は年間70人だ」と指摘し、「50年かかって(対象者の)10分の1しかやれない。このやり方では、(障害者は)増えるとも決して減少はしない」との発言を大ないました。
 答弁した当時の県衛生部長は「年間100人近くの優生手術のうち、8割くらいは愛宕診療所で行われている。今後とも優生問題に重点を置き、病院機能を充実させ、十分使命を果たしたい」と手術の推進を答弁しました。
 この愛宕診療所は、仙台市にあった性病治療を担う愛宕病院が改編された施設で、1972年に閉所されました。県議の要請後、同診療所で優生手術が集中実施されたとみられ、1962年の76人が翌63年に114人と急増し、65年は最多の129人に上りました。

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井手よしひろです。 茨城県の県政情報、 地元のローカルな話題を 発信しています。 6期24年にわたり 茨城県議会議員を務めました。
一般社団法人地方創生戦略研究所
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