Skip to content
ひたみち日記

ひたみち日記

井手よしひろが茨城県日立市からローカルな情報を発信中

Primary Menu
  •  ホーム
  • ご挨拶
  • プロフィール
  • 投稿一覧
  • facebook
  • X.com
  • youtube
  • 地創研
  • ご感想・ご意見
動画配信
  • 県政の話題

茨城県/7月1日によりLGBTカップル対象の「パートナーシップ宣誓制度」スタート

管理者 2019年6月25日

LGBTのイメージ
 茨城県は7月1日より、LGBTのカップルが互いを人生のパートナーであると誓ったことを公的に認める制度を、全国の都道府県で初めて導入することを発表しました。同性カップルがパートナーだとする宣誓書を提出すると、県が受領証を発行する「パートナーシップ宣誓制度」をスタートさせます。
 同性カップルは、日本では結婚が認められていませんが、この制度の導入によって、原則として家族しか入居できない県営住宅に同性カップルが申し込めたり、県立病院で本人に代わって同性のパートナーが手術に同意できるようになります。
 こうした制度は、東京の渋谷区や札幌市など全国の自治体で導入が進んでいますが、都道府県単位では、茨城県が全国で初めてになります。
 LGBTなど性的マイノリティへの支援策は、3月議会に提案されましたが、県議会の最会派いばらき自民党などが議論がほとんど行われていないなどの理由で、早期実施に難色を示していました。大井川知事は、拙速を避け性的マイノリティへの支援策勉強会を設置。4月から6月にかけて4回開催しました。この勉強会が、性的マイノリティの方への生活上の困難を解消するための支援策に関する報告書をとりまとめ県に提出しました。
 この報告書では、県が独自にできる施策を、実態調査、教育・啓発、環境整備・支援策の3つの項目で取りまとめました。県では、この勉強会の報告書を踏まえて、項目ごとに「いばらきパートナーシップ宣誓制度」の創設をはじめとする各種施策についてまとめ、早期に実施することになりました。


 「いばらきパートナーシップ宣誓制度」は、都道府県レベルでは初めての取り組みとなります。この制度は、婚姻制度とは異なることを明確にした上で、一方、または双方が性的マイノリティの方が互いをパートナーとして、相互の協力により継続的に生活を共にしている、または共にすることを約束した旨を宣誓していただくものです。具体的には、二人そろって宣誓書等を県に提出いただき、県では、宣誓書の写し、受領証、受領カードを交付します。要件としては、双方が成年で配偶者がいないこと、近親者でなく、双方以外にパートナーシップの関係がないこと、県内居住などととなっています。
 受領証を県営住宅の申し込みに利用するほか、県立中央病院での手術の同意などの際にも利用できるようにします。また、今後、市町村やそのほか関係団体に協力を得ながら、受領証の利用先の拡大を図っていきます。

 受領証の交付までの手続き流れは、まずは事前相談として、電話やメール等で要件、必要書類等の確認のほか、宣誓日の日程調整を行います。次に、事前に予約した日に二人でそろってパートナーシップ宣誓書等を提出します。提出書類としては、宣誓書、要件確認書、また、添付書類としては、住民票の写しと独身証明書が必要です。当日は本人確認書類としてマイナンバーカードや運転免許証が必要です。書類等に不備がなく、宣誓が適当と認められる場合は、事前に日程調整した日に宣誓書の写し等を交付します。宣誓書の写しには、A4サイズの受領証、またはカードサイズの受領カードのいずれか、または両方を交付いたします。受領証、または受領カードは、二人に1枚ずつ交付する予定です。
 「パートナーシップ宣誓制度」導入を急いだ理由を大井川知事は、「差別や偏見といった人権侵害に関わる問題であるため、一刻も早く導入するメリットが大きいと判断した」と話しました。
 制度導入に事実上反対した県議会自民党に対して、大井川知事は県議会の議決が不要な要綱で「パートナーシップ宣誓制度」を実施することとなりました。知事が県民世論や県議会の中でもLGBT支援に積極的だった公明党、県民フォ-ラムなどの追い風を受けて、自民党を押し切った形となりました。

印刷する 🖨
閲覧数 49

Continue Reading

Previous: 年金破綻と不安を煽る野党は、国民の不利益に
Next: 朝日新聞【耕論】より「2000万円不足」の衝撃

Related Stories

250902dosou
  • 2025県知事選
  • 日々の話題
  • 県政の話題

地域の安心と多様性を両立するために――“土葬”をめぐる現実と課題

管理者 2025年9月3日
250828fujisan_map
  • 県政の話題
  • 防災

富士山の大規模噴火に備えて―茨城県の立場から考える防災の視点―

管理者 2025年8月28日
250822gaikoku
  • 日々の話題
  • 県政の話題
  • 私の主張・政策・論文

茨城県が2026年度採用から国籍条項撤廃

管理者 2025年8月23日



井手よしひろです。 茨城県の県政情報、 地元のローカルな話題を 発信しています。 6期24年にわたり 茨城県議会議員を務めました。
一般社団法人地方創生戦略研究所
https://y-ide.com
master@y-ide.com

2025年9月
月 火 水 木 金 土 日
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  
« 8月    

最近の投稿

  • SDGsの推進と参政党の誤謬――持続可能な未来のために建設的な取り組みを
  • 地球沸騰化の時代に、SDGsを強力に推進
  • 地域の安心と多様性を両立するために――“土葬”をめぐる現実と課題
  • 知事選公約:“パンダ”はダメで“コアラ”は良いのか?
  • TX開業20周年/茨城県発展の推進力のこれから

アーカイブ

カテゴリー

  • 知事記者会見(令和7年9月9日)
    2025年9月8日
  • 【CHALLENGE IBARAKI】#75「健康長寿チェック表」を活用してめざせ、茨城県民健康長寿日本一!
    2025年9月6日
  • いばらきパートナーシップ宣誓制度を実施しています
    2025年8月31日
  • 救急搬送における選定療養費の徴収開始について
    2025年8月21日
  • 茨城県の取組「ここがすごい!」(第2次茨城県総合計画~主要指標等実績一覧~)
    2025年8月7日
  • 米関税引き下げ、16日までに
  • “次期衆院選” 北海道4区、佐藤氏擁立へ
  • 経済対策具体化早く
  • 【主張】党平和ビジョン 推進委で対話機構創設めざす
  • コラム「北斗七星」
このホームページ(Blog)へのリンクは自由に行ってください。
文章の引用等も自由です。
ただし、リンクや引用等によって生じた不利益に対して、管理者はその責任を負いかねますので、ご容赦ください。
Copyright © All rights reserved. | MoreNews by AF themes.