夜中に子供が熱を出したら「#8000」に相談を
厚生労働省は、夜間・休日に子供が急病になった時、全国どこでも同じ5けたの番号にダイヤルすれば地元の小児科医につながり、症状に応じた助言を受けられる態勢を整備することを決めました。
夜間に子供を診察する医療機関が不足しているのに、親が育児不安から軽い風邪でも夜間診療に駆け込んでいる現状がある。電話で適切な対応を知ってもらい、救急現場の負担を軽減するのが狙い。全国一律番号なら旅行先や引っ越し先でも便利に使えます。
電話相談は都道府県が実施主体となり、費用の半額を国が補助する。来年4月以降、準備が整った地域から順次スタートします。
茨城県では、7月頃のスタートを目指し準備を行う。県の平成16年度予算額1732万円。
現在、県立こども病院のスタッフを中心に、小児科開業医のネットワークを通して、相談に当たる医師の確保に努めています。
<電話相談の仕組み>
1.専用電話番号(#8000)に電話を掛ける
2.専用電話では自動的に電話相談の限界などについてテープ音声で説明する
3.担当医師の携帯電話に相談電話を自動転送する
4.小児科医師が保護者などからの電話相談に対して、症状や経過等を聴き、対処方法を指示する。
5.受信の必要性を判断した場合は、医療機関を紹介する(事前に救急医療機関についての情報を担当医師に提供する)