先日、同僚の地方議員から、私のホームページが朝日新聞に引用されているのでは、と電話をもらいました。
早速調べてみると、朝日新聞2004年3月20日付けの4面に「自民党を歩く・巨像の足元⑤」との連載記事が掲載され、その締め部分に、私のホームページの一部と思われる部分が引用されていました。
(引用と言っても、引用元も明示されていませんので、もしかすると私の被害妄想かもしれません)
その引用は、私の本来の主張が歪曲され、あたかも年金改革の議論が、自民党と公明党の選挙協力の延長にあり、国民(年金被保険者)を無視した議論に終始したような印象を与える記事となっています。
やや長文になりますが、私の主張を正確にご理解頂くために、朝日新聞の記事を引用させて頂きます。
朝日新聞「自民党を歩く・巨像の足元⑤」私が明確にしたいことは次の二点です。
(2004/3/20付けの4面)
民主党の菅代表は最近「公明党の顔色をうかがう自民党」を批判する。菅氏の支持で民主党職員が公明党議員のホームページを調べた。「公明党は年金改革で自民党を押さえ込んだと勝ち誇っているに違いない」と予想してのことだ。国会議員の多くは「自公協力の成果」と控えめな表現をしているが、関東地方の公明党県議のホームページが目に入った。そこには、「年金の政府案は公明党案を丸のみにした」と書かれていた。
まず第一に、「年金の政府案は公明党案を丸のみにした」というような表現は、私の文章の中には、どこにもない、ということです。「公明党年金改革の4つの成果」の4項目に、年金基金を年金の給付のために取り崩すという選択をさせたと記載しました。その最後に「公明党案の選択を丸のみした厚労省案が発表され、政府の方針として決定しました」と表現しましたが、ここでいう公明党案の選択とは、章立てからいっても、文脈からいっても「年金の政府案」全体を指すもでないことは明らかです。
第二に、このページは井手よしひろの個人的な意見や主張を掲載したものです。国会議員でもない私が、個人的な見解を開陳しているホームページをもって、公明党が党をあげて、年金改革で自民党を押さえ込んだと勝ち誇っている….との論拠にすることは、あまりに強引すぎるのではないかということです。
新聞記事という公共性、公益性が高い文章に、個人的なホームページの内容を引用する際は、もっと慎重な扱いが必要ではないでしょうか。
<リンク>年金改革について「公明党4つの成果」(井手よしひろの意見・主張)