「しんちゃんのおうち」よりトッラクバックをいただきました。その中に、尾崎行雄の「投票の心得」が紹介されていました。
尾崎行雄(咢堂)は、民主政治と世界平和の実現に一生を捧げた政治家です。若くして自由民権運動に身を投じ、保安条例によって東京退去を命じられるが、国会開設(1890年)とともに衆議院議員に選ばれ、以来、議席にあること63年、世界議会史上の記録を打ち立てた人物です。
彼は民主政治の確立を目指し、あらゆる権力の弾圧にも屈せず、常に民衆の側に立って闘いました。その雄弁は天下に鳴り、憲政擁護運動が起こると、人は彼を「憲政の神」「憲政の父」と呼んで尊敬しました。また、軍国主義が一世を支配するに及んでも、平和の信念を曲げず、国に警告することをやめませんでした。そして「世界連邦」を提唱し、議会政治の父と仰がれつつ、1954年に95歳で永眠しました。
(尾崎行雄記念財団のHPの資料から)
その尾崎行雄『民主政治読本』(昭和21年)の投票の心得という一文があります。
9項目ある心得の中で特に、「7.演説会場その他あらゆる機会をとらえて、有権者は各政党または候補者に向かって、具体的な政策を明示するように要求しなければならない。・・・そうして政党本部で発表した政策と候補者の言質を箇条書きにし・・・いやしくも公約を裏切った政党や議員に対しては、次の選挙の時に絶対に投票してやらぬことを覚悟すれば政党も議員も、完全に有権者によって、リードせられるようになる」との一文は、改めて強く訴えるものがあります。
日本の政治を育てるためには、議員も有権者も、ともに努力しなくてはいけません。
いんちゃん情報提供ありがとうございました。
<リンク>尾崎行雄「投票の心得」
トラバ返し、ありがとうございます。
尾崎行雄(咢堂)のように、信念と哲学を持って、政治に参加するようでないと、偽者にいいようにやられてしまいますよね。
こういったことは、学校教育では、ほとんどやりません。
だからこそ、社会に出てからの勉強がとっても大事。
年金問題だけでなく、いろんな問題が山積しているのですから、問題解決に力をいれるべきですね。格好つけることや、数字を取ることばかりを考えずに。