日立電鉄線の存廃問題で、廃止に伴う代替バスの運行路線と停留所設置の最終案が、9月9日、日立市議会総務委員会に報告されました。
基本路線は5つで、大みかや大沼、久慈浜、太田地区などに30カ所近いバス停を設置し、現日立電鉄線の利用者の利便性を確保することになっています。
運行主体の日立電鉄バスは、今後、微調整を加え、県警や国土交通省と協議、9月中にもダイヤを入れた路線案を作成する予定です。その後、国交省へ11月末を目処に申請書を提出します。
路線の基本は、電鉄線に沿った運行で、住宅地や病院、スーパー経由を考慮している。先に提示された内容に、久慈浜地区の路線が加わりました。
5つの予定基本路線
①太田駅-大橋-南高野団地-久慈浜郵便局-大甕駅
②太田駅-国道293号-日立南工業団地-南高野駅-久慈浜郵便局-大甕駅
③馬場八幡前-太田駅-大甕駅(直行便)
④大甕駅-海端団地-老人センター前-サンユー-常陸多賀駅-鮎川駅-日立駅
⑤おさかなセンター-久慈小前-大甕駅-大みか二丁目-大甕駅-久慈小前-おさかなセンター
この五路線を基本に、朝夕は太田駅-馬場八幡前、水木駅乗り入れなどを運行されることになりました。
停留所の新設は約30カ所で、以下のようになっています。
主な新設停留所予定地
大みか地区:日立商入り口、坂下公民館前、大甕小前
大沼地区:東金沢一丁目、県営金沢アパート前など
久慈浜地区:久慈浜コミセン前、本町十文字、行戸下宿など
太田地区:消防署前、岡田、川中子など
今後、停留所に関しては地元住民との協議を行い合意を得る予定です。
(イラストは大みか・久慈地区の⑤の路線です)