地元茨城新聞(2004/11/1付け)のコラムで、「骨髄バンクを支援するいばらきの会」の活動が紹介されました。
『世界の中心で、愛をさけぶ』のベストセラー化や映画化などで骨髄バンクへの関心が高まったことも追い風に、県内で骨髄バンクに登録する人の数が増加しています。
新規登録者は9月末現在399人で昨年を大幅に上回る伸びをみせています。県薬務課は「登録会の実施や啓発活動が功を奏した」と分析しています。
県は「骨髄バンクを支援する茨城の会」とともに、10月23と24の両日、水戸市笠原町で開かれた「大好きいばらき県民まつり」で骨髄バンク登録を呼び掛けました。登録希望者は、担当者から説明を受けた後、献血コーナーへ。登録のための採血をし、手続きが終わった。その時間約20分程度です。
骨髄移植推進財団によると、県内で骨髄移植を待つ患者は41人。全国では2735人にのぼり、バンク登録者は19万6733人になっています。
患者の約9割が骨髄移植を受けるためには、約30万人のドナー登録が必要とされています。
県内では新規登録者は増加傾向にあるものの、9月末現在の総登録者数は3713人で、厚生労働省が目標としている6917人の半分程度にとどまっています。
登録は20~50歳の健康な人であればできる。献血ルームなどで10㏄の採血をするだけでよい。骨髄提供の際には、最終的な意思確認が行われ、断ることもできます。
献血と一緒に骨髄バンクへの登録ができる「登録会」も開催されています。県薬務課は、一人でも多くの患者が骨髄の提供を受けられるよう、骨髄バンクに関する情報提供など県民への啓発に、さらに力を入れていく方針です。
なお、登録会の予定などは、「骨髄バンクを支援するいばらきの会」のHPをご参照ください。
<リンク>骨髄バンクを支援するいばらきの会