小川、玉造両町の法定合併協議会設置の是非を問う玉造町の住民投票が、1月23日投開票されました。
即日開票の結果、賛成4417票、反対3550票で、賛成が反対を大幅に上回り、小川町と玉造町の法定合併協議会の設置が決定しました。
地元茨城新聞の報道によると、記者会見した坂本俊彦玉造町長は「小川町との合併協議を検討し、麻生、北浦両町には協議の一時保留を申し入れる」と表明しました。玉造町は現在、麻生町、北浦町との合併協議を進めており、予定では2月上旬にも合併協定書に調印する運びとなっていました。
一方、小川町はすでに、美野里町、玉里村との合併協議会を設置し、●合併の方式は、は新設(対等)合併する、●2006年3月末までに合併する、●新市の事務所は、当面、美野里町役場とする、●新市名は公募で決め、現町村名は除外する、の4点についてすでに合意しています。
この住民投票によって、小川・玉造の合併協議会は設立されますが、小川町側も、美野里町、玉里村との合併協議を優先させるとの立場を変えておらず、今年3月一杯の特例法期限内での知事への申請は、物理的に間に合わないという見方が多いのが事実です。
このままで行くと、北浦、麻生、玉造の合併協議は瓦解する懸念もあり、玉造町の今後の動向が注視されます。