日立市十王町の電話の市外局番「0293」が、今年12月4日から、旧日立市域と同じ「0294」に統一されることになりました。
関東総合通信局が、日立市などからの要望を受け、4月8日、変更を発表しました。
また、十王地域の市内局番は「20」局と「32」局の2種類ありますが、「32」局は日立旧市域でも使用されているため、十王地域の32局は、「39」局に変更となりますので注意が必要です。
2005年12月4日から、日立市十王町の局番が変わります
0293-20-×××× → 0294-20-××××
0293-32-×××× → 0294-39-××××
0293-20-×××× → 0294-20-××××
0293-32-×××× → 0294-39-××××
旧十王町の市外局番 12月4日から0294に統一
茨城新聞(2005/04/10)
■市内局番「32」は「39」
日立市に編入合併しても、電話番号の市外局番が異なっていた旧十王町の番号が八日、決定した。市外局番を日立市の「0294」に統一。統一してもほとんどの市内局番「32」は日立市にもあるため、「39」に変更するなど市外、市内ともに局番変更となった。番号変更は十二月四日で、合併による番号変更は関東地方で初、全国では二例目となる。
市外局番の異なる自治体合併は、合併後に同じ市内にもかかわらず、市外局番からダイヤルしなければならない不都合に加え、通話料金も割高になる。県内で最も多く利用されている通信事業社のNTT東日本の場合、同じ区域内なら三分まで八・五円だが、区域外は同二十円と二倍以上になる。
このため、「0294」の日立市と「0293」の旧十王町は、二〇〇三年四月の合併協議会設置当初から統一を計画。番号変更には住民の同意が必要となるため、説明会を開きながら区長会や商工会などから変更同意を取り付け、〇四年六月に総務省に申請した。
ただ、旧十王町のほとんどの市内局番は「32」で約五千三百台あり、日立市にも同「32」があるため、市内局番も変更を余儀なくされた。この結果、総務省は旧十王町の市内局番を「39」に決め、通知した。
同市地域振興課は、総務省からの決定を受け今後、広報誌や旧十王町限定のチラシなどで番号変更を周知徹底させる。さらに、NTT東日本茨城支店でも電話料金請求書などで、番号変更を知らせる計画だ。
電話番号の市外局番統一は手間と時間がかかる。合併しても市外局番の異なる地域は県内でも多い。役所への問い合わせなどで、市外局番からダイヤルしないと通話できないケースもあり、合併自治体の取り組みが注目される。