問われるモラル・JRの問題点を議論と強弁
JR西日本の福知山線脱線事故問題では、事故に結びついた会社側の安全監理体制の不備が様々指摘されています。それだけに止まらず、事故後に被害者の救出活動を行わなかった乗務員の問題、宴会やゴルフコンペをそのまま行った職員のモラルの問題など、マスコミには連日、JR西日本の企業体質そのものに疑問を投げかけています。
そして、今日の新聞の一面には、新たな事実が掲載されました。そのJR西日本の親睦団体の宴会に、現職の民主党国会議員が参加していたという事実です。
当日にJR親ぼく団体酒宴 民主議員も参加「黙祷をした後、酒宴を始めた」「JRの問題点を議論するいい機会とも思った」など、耳を疑いたくなるような事実が並んでいます。
毎日新聞:MSN-Mainichi INTERACTIVE(2005年5月8日21時02分)
尼崎脱線事故当日の先月25日夜、JR西日本の車掌、運転士らの親ぼく団体の39人が兵庫県篠山市内で懇親会を開き、地元の梶原康弘衆院議員(48)=民主、比例代表近畿=も招かれて参加していたことが分かった。犠牲者に全員で黙とうした後、酒宴を開いていた。梶原議員は「JRの問題点を議論するいい機会とも思ったが、遺族感情を考えると参加すべきでなく、不適切で軽率だった」と釈明している。(中略)梶原議員は03年に初当選し1期目。民主党のJR福知山線事故対策本部のメンバー。
梶原議員のホームページには、「相次ぐ台風被害と中越地震のお見舞い」との近況報告に次のような一文があります。
梶原やすひろ(民主党近畿比例区)衆議院議員のホームページより梶原議員は「政治がどれだけの支援ができるのか、しっかりと示すこと」と自分自身が述べた言葉に責任を持つべきでしょう。票ほしさに宴会廻りに奔走する、さもしい政治家の姿が浮かび上がってきます。
近況報告「相次ぐ台風被害と中越地震のお見舞い」
一方で各地から数多くのボランティアの方々が現地に入っていただいていることは大変心強く、胸が熱くなる思いでした。それと同時に大変重要なことは今、政治がどれだけの支援ができるのか、しっかりと示すことだと思いました。(一部引用)
梶原議員。少なくても、民主党JR福知山線事故対策本部のメンバーはお辞めになることをお勧めします。
(写真:テレビニュースの画面をキャプチャーしました)