遠山町長と井原正光氏との一騎打ちに
遠山務町長の辞職に伴い7月19日告示、24日に投票が行われる予定の利根町長選で、遠山町長の解職請求を進めた住民団体は2日、合併推進派の町議、井原正光氏の擁立を決定しました。遠山町長が既に出馬を表明しており、一騎打ちとなる模様です。
井原氏は町職員を経て町議三期目。「来年度中に、竜ケ崎市との編入合併への話し合いを進め、2年後には新市としてスタートさせたい。合併ができてもできなくても私の任期は2年」と町議選への決意を語りました。
合併推進派の市民団体は「遠山町長は恣意によって、龍ケ崎市との合併を破談に追いやった」として、町長の解職請求の署名活動を行い、7521人分の署名簿を添えて本請求を既に行ってます。
これに対して、遠山町長は「解職請求が成立し出直し選となればダブルの経費がかかる。その分、福祉と教育に振り分けたい」として解職請求の是非を問う住民投票を待たずに退職届を提出、きょう7月3日付で失職します。
合併推進の立場を取る住民の間で、町長候補がまとまる前に、選挙体制を整えようとする戦略をとったものと思われます。
推進派の候補者一本化は難航しましたが、2日、解職請求の署名活動に直接携わった住民215人による投票を実施して、圧倒的多数で井原正光氏を候補者に決めました。