3月1日、茨城県の県立高校の卒業式が一斉に行われました。井手よしひろ県議が出席した多賀高校では、久下沼満男校長が卒業式のクラス毎の代表に卒業式の代表に卒業証書を手渡し、晴れの門出を祝しました。
久下沼校長は、256名の卒業式に対して、「多賀高校の3年間に無駄はない。『文武不岐』との精神は、これからの人生の基本となる。ー時の感情に流されることなく、愛という大切なものを忘れずに、社会の荒波を乗り越えてほしい」との言葉を贈りました。
これに対して、卒業生代表の薄井慎介さんが「新らたな夢に向かって頑張って行きます」とカ強く決意を述べました。
あいにくの春寒の中での卒業式でしたが、新らたな旅出への決意が伝わる式典となりました。
参考:茨城県立多賀高校のホームページ
井手よしひろ県議の県立多賀高校卒業式での祝辞
県立多賀高等学校の平成17年度卒業式、誠におめでとうございます。
今、日本で一番問題になっていることは「格差の拡大」ということです。同じ会社に勤めていても、給料の差が大きくなってきています。正社員とパートやアルバイトでは、同じ仕事をしても所得は3倍もの差があります。
また、会社に就職してまじめに働けば、毎年給料が上がり、定年まで安心して働けるという、終身雇用制度が日本にはありました。しかし、この仕組みは、バブルの崩壊と共になくなってしまったといっても過言ではありません。
このような格差の拡大と社会的リスクの増大の中で、将来への希望が持ちづらい社会を、ある社会学者は「希望格差社会」と名付けました。
こうした厳しい時代にあって、一番大事なことは何でしょうか?
20世紀最大の喜劇王・チャールズ・チャップリンは、新聞記者に「あなたの代表作は何か?」と聞かれたことがあります。その問いに、チャップリンは、キッパリと「ネクスト・ワン」(次に作る作品です)と答えたといいます。
現在の姿に安易に満足や妥協するのではなく、良いときも悪いときも、この「ネクスト・ワン」の精神、「今度こそ」の精神が大切ではないでしょうか。
皆さんの若い力強い前進で、「希望格差社会」を「希望拡大社会」に、代えていっていただきたいと思います。
明日よりは、より大きな世界へ飛翔される多賀高卒業生の皆さんのご健闘を、心よりお祈り申し上げ、簡単ではございますが、お祝いのご挨拶といたします。
本日は、ご卒業、本当におめでとうございました。
今、日本で一番問題になっていることは「格差の拡大」ということです。同じ会社に勤めていても、給料の差が大きくなってきています。正社員とパートやアルバイトでは、同じ仕事をしても所得は3倍もの差があります。
また、会社に就職してまじめに働けば、毎年給料が上がり、定年まで安心して働けるという、終身雇用制度が日本にはありました。しかし、この仕組みは、バブルの崩壊と共になくなってしまったといっても過言ではありません。
このような格差の拡大と社会的リスクの増大の中で、将来への希望が持ちづらい社会を、ある社会学者は「希望格差社会」と名付けました。
こうした厳しい時代にあって、一番大事なことは何でしょうか?
20世紀最大の喜劇王・チャールズ・チャップリンは、新聞記者に「あなたの代表作は何か?」と聞かれたことがあります。その問いに、チャップリンは、キッパリと「ネクスト・ワン」(次に作る作品です)と答えたといいます。
現在の姿に安易に満足や妥協するのではなく、良いときも悪いときも、この「ネクスト・ワン」の精神、「今度こそ」の精神が大切ではないでしょうか。
皆さんの若い力強い前進で、「希望格差社会」を「希望拡大社会」に、代えていっていただきたいと思います。
明日よりは、より大きな世界へ飛翔される多賀高卒業生の皆さんのご健闘を、心よりお祈り申し上げ、簡単ではございますが、お祝いのご挨拶といたします。
本日は、ご卒業、本当におめでとうございました。