老朽化や音響の悪さが指摘されている県民文化センターが、平成20年度に予定されている国民文化祭に合わせて改装されることになりました。
3月定例県議会で示された改装計画によると、①大ホール全椅子の交換、②大ホール音響機器(音響調整卓、出力制御器など)のデジタル化、③大ホール・小ホールのトイレ改修などが盛り込まれました。国の電源立地交付金等を活用し、5億5750万円を予算化しています。
県民文化センターは昭和41年の開館で建物や設備の老朽化が進んでおり、計画的な改修が行われています。平成18年度は、特に利用者から評判の悪い客席、音響、トイレについて重点的に改修を行うことにしました。
客席は、大ホールの椅子席を現在の1764席から1502席に少なくし、その分、椅子の横幅を470㎜から500㎜に拡幅し、利用者の快適性の向上を図ります。合わせて、車椅子専用スペースも設けます。
音響面の改修では、大ホールの設備が経年劣化によってノイズや音切れが発生しているため、音響調整卓や出力制御器、スピーカーなどをフルデジタル化します。
トイレでは、大ホールのトイレを増設するとともに、小ホールでは、開館時の給排水管や衛生機器の全面交換、換気設備の更新を計画しています。
大規模な改修になるために、県民文化センターの大ホールは、平成19年1月後半から3月末まで閉館する予定です。
参考:茨城県民文化センターのホームページ