7月3日、県警交通指導課は、道路交通法が一部改正されてから1カ月間の駐車違反の取り締まり結果を公表しました。
それによると、6月1日から導入された交通監視員(民間人による駐車違反の取締り)が、駐車違反の「確認標章」(ステッカー)を張った件数は、321件となりました。県全体でも、2001~05年の5年間の1カ月平均638件に対して、倍近くの1115件に上っています。
県警によると、水戸市の国道50号では、JR水戸駅前から大工町交差点までの約2キロの路上駐車台数は、改正前の平日2日間で平均47台だったのに対し、改正後の平日4日間の平均が11台と4分の1に減少しました。
各警察署で行ったアンケートでも、半数以上の人が「違法駐車は減少した」と答えており、法改正の効果があったと思われます。また、県内では交通監視員に対する大きなトラブルは発生しておらず、順調な滑り出しを見せたようです。
●駐車監視員による放置車両の確認標章取付件数
取付件数 | 駐車監視員 | |
2006年6月 | 1115件 | 321件 |
2001-05年平均 | 638件 |
●放置車両(駐車違反車両)の確認標章(ステッカー)取付件数
取付件数 | 駐車監視員 | |
水戸署 | 279件 | 141件 |
土浦署 | 286件 | 180件 |
県内合計 | 1115件 | 321件 |
●路上駐車台数の減少
施行前 | 施行後 | ||
水戸署 | 47件 | 11件 | 国道50号(大工町~水戸駅) |
土浦署 | 41件 | 11件 | 国道125号、県道土浦境線 |
県内合計 | 88件 | 22件 |
●通過時間の短縮
施行前 | 施行後 | ||
水戸署 | 12分55秒 | 10分33秒 | 国道50号(約5キロ) |
土浦署 | 15分05秒 | 13分58秒 | 国道125号(約5キロ) |