無沙汰していた映画鑑賞。お正月ということもあり、二夜連続でひたちなか市のシネコンに通いました(もちろんレイトショーです)。
観た映画は「硫黄島からの手紙」と「武士の一分」。前評判では、キムタクの「武士の一分」が一押しだったのですが、わざわざ映画館まで行って観なくてもレンタルで十分だったかなというのが実感です。
木村拓哉の演技はすばらしいと思います。加世役の檀れいもきれいで存在感がありました。しかし、山田洋次監督は、そもそも武士道をどのように理解し、表現しようといているのかが良く伝わってきませんでした。
一方、「硫黄島からの手紙」は、出色のできだと思います。残酷なシーンもありますが、全体の流れの中で緊張感を高めてくれています。日本とかアメリカとかいう国家の枠組みを越えた生身の人間の姿を、手紙という媒体を使って見事に浮き彫りにしています。人間と人間が国を超えて理解し合うことが出来れば、戦争という最悪の事態を回避することができるというメッセージが全編に込められているような気がします。
姉妹作の「父親たちの星条旗 Flags of Our Fathers)」も是非観賞してみたいと思います。
参考:「武士の一分」公式HP
参考:「硫黄島からの手紙」公式ホームページ