全国では6352人、茨城県はワースト11
06年一年間の県内の交通事故死者数は、239人で05年比でマイナス39人となったことが、茨城県警察本部のまとめで分かりました。死者数が250人を割ったのは、45年ぶりです。
全国の交通事故死者数は、前年に比べ7.6%減の6352人で、1955年以来、51年ぶりに6000人台前半となりました。茨城県は、全国ワースト11位で、ワースト10を2年ぶりに脱出しました。。
交通事故の発生件数は、1090件減少して2万2396件と6年連続の減少となりました。
減少の理由として県警交通企画課は、①高齢者対策の推進、②全国最下位だったシートベルト着用率の向上、③夜間の取り締まり活動の強化、などを挙げています。
65歳以上の高齢者の死者数は93人と全体の約4割を占めましたが、05年に比べ37人減り、減少数で全国一位となりました。速度超過や酒酔いなどの無謀運転による死者数は全体の約4割でした。うち飲酒運転が関係する死者は25人で全体の約1割を占めました。16~24歳の青少年が起こした死亡事故は12件減の41件でした。
シートベルトの非着用で死亡した人は67人あり、うち約7割の47人が着用していれば助かった可能性があると県警ではみています。