ノンストップ料金収受システム(ETC)搭載車専用の簡易なインターチェンジであるスマートインターチェンジ(スマートIC)を、茨城県内の石岡、東海の2ケ所に設置する動きが具体化しています。
すでに県内では2005年7月から常磐道友部サービスエリア(SA)で社会実験が開始され、昨年10月に恒久化されています。さらに、水戸市内では、常磐道と国道123号との交差部に06年9月、全国初の本線直結型の水戸北スマートICが設置され、社会実験が続けられています。
東海村の村上達也村長は、スマートICを常磐道東海パーキングエリア(PA)への設置する意向を示めしました。現在、東海村では大強度陽子加速器関係施設(J-PARC)の整備が進んでおり、東海PAから直接一般道への出入りが出来ると利便性が高まります。原子力防災上も万ーの事態に迅速に対応できるようになります。
また、県と石岡・小美玉両市は、石岡市と小美玉市の境界付近に、スマートICを建設するとこと決め、06年度内に国へ申請することになりました。
石岡市と小美玉市の境界を流れる園部川を挟んで、本線直結型のスマートICを建設します。国道355号との行き来も容易で、県と市町村が2009年度開港を目指す百里飛行場へのアクセスも便利になります。
(写真は、社会実験中の水戸北スマートIC)