5月14日、茨城県議会農林水産委員会と橋本昌知事などは、今月10日に降ったひょうで梨などに被害が出た筑西市と下妻市の被害状況を視察しました。
5月10日午後4時半ごろから、筑西市の県立下館工高付近から下妻市大宝地区一帯までを縦貫するように降雹被害が発生し、生育期にある幸水や豊水などナシに甚大な被害が発生しました。このうち一番被害の大きかった筑西市では作付面積367ヘクタールのうち、収穫皆無面積(収穫が全く見込めない地域)が121.8ヘクタールに及び、その被害金額は6億9426万円と推計されています。下妻市では作付面積232ヘクタールのうち、収穫皆無面積が15ヘクタールで被害金額は8550万円です。両市を合計すると面積136.8ヘクタールで収穫皆無となり、7億7976万円の被害となりました。
また、葉たばこの被害は、筑西市で作付面積38ヘクタールのうち3.9ヘクタールで収穫ができす、被害金額は1658万円あまりです。これら全体被害は面積140.7ヘクタール、被害総額7億9634万円にも及んでいます。
この日、北つくば農協関城梨共同選果場では、筑西、下妻市や農協などが、一行に対し、無利子融資など県農林漁業災害対策特別措置の適用などを要望しました。
(写真は降雹被害の現場を調査する高崎すすむ公明党県議)
参考:茨城県農林漁業災害対策特別措置条例