随時募集から定期募集に変更、応募多数の場合は抽選方式に
茨城県は、住宅に困っている所得の低い県民のために1万2784戸(2006/4/1現在)の県営住宅を管理しています。
今年(平成20年)3月までは、空室が出たアパートに関して随時募集を行っていましたが、入居待機者が1300人を超える状況となっており、入居するまでに長期間待たなくてなりませんでした。また、本当に住宅に困窮している人が入居できないという弊害も生まれていました。
そこで、住居に困っている度合いによって優先的に入居できる制度が設けられました。具体的には、現在の随時募集を廃止し、年4回の定期募集を行うことになりました。
経過措置として、3月28日までに随時募集の応募された方の入居が完了した次点で、アパート毎に定期募集方式変更していきます。
なお、随時募集は平成21年2月28日までに発生した空家の斡旋までとなり、この時点で順番が回って来なかった方は、申込みが失効します。
一定の募集期間にその時の空家について入居者を募集します。応募者が募集戸数を上回ったときは公開抽選を行います。
平成20年4月から平成21年3月末までは、随時募集の待機者が解消したアパートから順次定期募集を開始します。
2.優先入居制度が拡充されました
① 優先入居の内容
ア 抽選のときの当選率優遇
イ 高齢者向け住宅、身体障害者向け住宅、子育て世帯向け住宅、単身者向け住宅などの設置
② 優先入居の対象世帯
高齢者、障害者、引揚者、母子・父子家庭、多子世帯、子育て世帯、DV被害者など
3.入居時の敷金が家賃3ヶ月分(現行2ヶ月)になりました
敷金は県営住宅を退去するときの修繕費に充当されるものです。退去時の負担を軽減し、修繕を速やかに実施するために改正されました。
住宅管理協会では2月から、新規入居決定者に関して、水戸またはつくばの事務所に連帯保証人ともに来所して入居手続きを行いよう制度改正を行ってました。従来は、入居申込書を郵送で送れば、手続きが完了していましたが、退去時のトラブルや家賃の滞納を防ぐための制度変更でした。
しかし、こうした制度変更は議会にも報告されておらず、平日に入居者だけではなく、連帯保証人の予定者も水戸、つくばの事務所に呼びつけるのは、県民に負担が掛かりすぎるのではないかとの批判も寄せられていました。
井手よしひろ県議はこうした現状を受けて4月22日、県土木部住宅課に改善を強く要請しました。県住宅課では、①連帯保証人予定者の確認は文書で行い、事務所へ呼びつけることはしない、②入居決定者に対しては土曜、日曜についても事務所での入居手続きを検討する、と具体的な改善を回答しました。
化学物質過敏症の患者様からの投稿には、具体的な個人名や県営住宅の名称が含まれていましたので、原文を一部修正させていただきました。ご了承下さい。
県営住宅入居の際はお世話になりました。
化学物質過敏症の方も騒がないように気をつけまじめに住んでおります。2階のベランダで少しでも化学物質の少ない野菜を食べたいとハーブや葉物を育てております。しかし上の階にお住まいの方が、ごみや雑巾がけの後の水を落としたりするので野菜にかかり食べられなくなります。ビニールを張ったパネルを数枚作りベランダに並べています。パネルはしっかりしていて風が吹いて大丈夫です。でも管理協会からはずすように言われてしまいました。私の方が悪くされとても困っています。ビニールパネルは引っ越す時にははずせる物です。”いじめ””差別”に会いやすいこの種の患者をお助け下さい。よろしくお願い致します。